資金調達は日頃の資金管理が非常に重要 資金管理されてないと、調達できる確率も下がります。

12月に入ると、毎年、緊急のご相談が急増します。

どれぐらい緊急なのか、一例をあげると

  • 年明けに資金ショートするので短期で資金調達できないか。
  • 今月の10日・20日・月末に資金ショートするので資金調達できないか
  • 年末の支払いが厳しいので、資金調達できないか

などなど、この時期になると資金調達に関する相談が急増します。
※メール返信がかなり大変です。

 

私のところへ相談に来られる方の半数以上は、銀行融資がほぼNGの状態で来られるので、私がアレンジできるのは若干金利が高めのファイナンスをご提案する事になります。まあ、若干金利が高いといっても、資金調達によって資金ショートを回避し、資金繰りがまわり、調達コストを差し引いても会社として利益がでるのなら、それは良い選択肢なのでは?と思います。

で、私が何をお伝えしたいのかというと、相談するなら、せめて2ヶ月ぐらいの余裕をもって相談に来て欲しい訳です。

資金調達を望んでいる方の多くは、時間的な余裕がなく、非常にタイトなスケジュールで相談に来られるケースが多いです。銀行融資ができない方が資金調達するとなると、必然的に金利が高いところに行くことになります。

金利が高いところは、銀行と比較したら審査が早く、融資実行までが早いのは間違いないですが、いくら早いとはいえ、初回の方は仮審査~本審査、実行まで最低でも一週間ぐらい時間はかかります。

※ABL(売掛金担保融資)なんて、初回は融資実行まで1ヶ月かかります。

 

最初に持ち込んだところで融資が実行されれば良いのですが、なかなかうまくいかないものです。

案件を持ち込み、1社がNGとなったら、次に案件を持ち込む事になります。これだけですでに3~4日の時間を消費する事になります。2件目に持ち込み、仮審査をしてもらうのですが、ここでも3~4日の時間がかかる訳です。

これはあくまで営業日ベースですので、土日を挟むとおよそ2週間近い時間が過ぎてしまう事になります。こうなると、時間はどんどん無くなってしまい、「ウチは本当に調達できるのか?」という焦燥感に駆られ、精神的に追い詰められてしまう事になるのです。

 

金利が低いところは審査が厳しいのが常です

借り手としては、「なるべく金利は低い方が助かる」と思うでしょう。実際、資金調達のお手伝いをする際、「なるべく金利が低いところでお願いします。」と言われますので、こちらとしても、金利が低いところから挑戦するのですが金利が低いと、審査は厳しいです。

最初にあたったところで調達できれば良いですが、ここで断られたら、今度は若干高めのところにチャレンジします。そこでも断られたら、さらに金利が高いところにチャレンジする事になります。

このような事を繰り返すと、2~3週間の時間がどうしてもかかります。

最初から金利の高いところに行けば、時間も早く、確率も高いのですが、借りる側からしたら、「なるべく金利は安いところが良い」と思っているので、やはり、難しところから攻めて、徐々に緩いところ(金利高め)に流れていく事になります。

この一連の流れを見ていると、数日で資金調達しようとするのが、如何に難しい事なのか、お分かり頂けたと思います。

 

日頃の資金繰りの管理が非常に重要です

先日、資金繰り管理に関するお話をしましたが、

将来の資金繰りを予測して、資金繰り見込みを作成し、今後の経営に活かしましょう!

2013.11.28

現状の資金繰り状態を常に把握しておきましょう

2013.11.27
このように、普段から資金管理をしていれば、数か月前から動く事が出来ます。

 

もちろん、

  • 売掛金の入金がジャンプされた
  • 取引先の倒産により急に資金が必要になった

というアクシデントが起こる可能性はあると思います。

しかし、私のところへ資金調達の相談をされる方の多くは、「前もって予測できたはずでは?」というケースが圧倒的に多いのです。

 

ノンバンクの方に案件を紹介する際、資金繰りの話になりますが、資金繰りをきちんと管理していない企業への貸し付けは、かなり消極的です。いくら大手企業と取引しているといっても、管理されていないというだけで「危ないので、希望額の半額以下しかできません。」とか、「今回は見送らて頂きます」と、謝絶される事になってしまうのです。

普段から資金繰りを管理しておけば、余裕を持って資金調達で動く事ができますし、貸し手の評価もあがります。ものすごく評価があがるというような事はありませんが、融資を実行しようかどうしようか?と、貸し手である金融機関が悩んでいる時の決め手にはなります。

 

どこの金融機関でもそうですが、ギリギリの人には貸したくないものです。

貸倒リスクが高い中、貸し付ける訳ですから、資金管理もできない企業となると、危なっかしくて貸せない訳です。

資金ショートしそうになると、資金管理のような地味で面倒な作業など、やりたくなくなる気持ちは痛いほど理解できますが、それでも、少しでも資金ショート確率を下げるため、また、少しでも借りやすくるために、日頃から資金管理をしていく事が非常に重要なのです。

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ABOUTこの記事をかいた人

1977年神奈川県生まれ。コンサルティング会社勤務を経て独立。店舗ビジネスに特化したコンサルティング業務を展開していたが、身近な人の倒産を目の当たりにした事をきっかけに事業再生に目覚め、平成21年5月より、事業再生に参入。全国各地の中小企業の再生業務に関与し、中小企業の事業再生のサポートを行っている。 平成23年8月、M&Aに特化した株式会社クレアークを設立、代表取締役に就任。現在に至る。業務の幅を広げる事により、サポートの幅を広げている