売掛金担保融資がマッチしない例

毎週、「どこか資金需要のある先はありませんか?」という連絡が、いろんな金融業者さんから連絡がある一方、

毎週、「どこか貸してくれるところはありませんか?」という連絡があります。

 

うまくマッチすれば、貸し手、借り手双方の利害が一致するわけですから、お互いにとって、非常に良いことだと思うのですが、なかなかうまくマッチしないのが現実です。

 

うまくハマル時はとんとん拍子で話が進んだりするのですが、はまらない時は何件問い合わせてもダメです。

 

最近ではこんな例がありました。

数日前の事ですが、いつものように
「どこか貸してくれるところはありませんか?」

という連絡をいただいたので、
「リスケしてますし、この内容では売掛金担保融資じゃないと、他の方法は厳しいと思いますよ。スポンサーがいるなら話は別ですけど。。」

と説明したところ、
「売掛金担保融資で貸してくれるところを紹介して下さい。」
と言われたので、希望融資額に見合うところを当たってみました。

 

運良く、何件か
「多分イケルと思いますので、話を進めますか?」
という連絡をいただきました。

 

でも、ここからが本番で、なかなか思うように話が進まなくなるのです。

 

ある1社は、
「希望金額の3分の2までならOKです。ただし、相手先の了承を得ないと実行できません」
という条件をつけてきました。

その旨、社長に伝えたところ
「取引先に通知が行くのはまずいので、そこの業者は止めておきます。」
と社長からのNG回答。

なるほど。
取引先に知られたらアレですもんね。。

気を取り直して、もう1社。

 

さっそく、別の業者さんから回答が来たのですが、
「当社は取引先への通知はしませんが、租税公課の滞納が多すぎるので、○百万円が限界です。」(希望している金額の4分の1ぐらい)

えっ、マジですか?

「審査部が○百万が限界って言うんですよ。。社長さんにそれでもいいか、聞いてくれませんか?」

う~ん。仕方ないですね。分りました。

すぐさま社長に連絡し、話をしたのですが、そんな金額を借りたところで焼け石に水だろうという事で、これも却下。

 

別のもう1社は、
「○日まで資金が必要との事ですが、その日を1週間過ぎてからでしたら、希望額の半分は融資できます。」との事。

「えっ、その日を過ぎるなら、取引先に支払い猶予にお願いに行く事になるから、そうなったら、その金必要なくなりますよ」

「審査部がそうでないと融資の実行ができないと言ってるんですよ。ですから、瀬間さんのほうで、社長さんにその旨お伝え下さい。」

「○日過ぎるんですか。伝えはしますが、それだと多分、借りないと思いますよ。。」

で、一連のやり取りを社長に報告し、今後の対処方法について話し合った結果、

「ここはやはり借りないでおこう」

という結論に達し、支払い猶予のお願いで切り抜けましょうという事になりました。

 

こういったケースは非常に多いので、お互いの需要がありながらも、なかなかマッチしないケースが多いのです。

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ABOUTこの記事をかいた人

1977年神奈川県生まれ。コンサルティング会社勤務を経て独立。店舗ビジネスに特化したコンサルティング業務を展開していたが、身近な人の倒産を目の当たりにした事をきっかけに事業再生に目覚め、平成21年5月より、事業再生に参入。全国各地の中小企業の再生業務に関与し、中小企業の事業再生のサポートを行っている。 平成23年8月、M&Aに特化した株式会社クレアークを設立、代表取締役に就任。現在に至る。業務の幅を広げる事により、サポートの幅を広げている