リスケ中は売掛金担保は使えないのか?

「リスケ中は売掛金担保は使えないのか?」という質問をよくいただきますが、結論から言うと、売掛金担保融資は、リスケ中でも大丈夫です。

 

売掛金担保融資を扱っている金融業者さんの担当の方と情報交換をしますが、「リスケ中の企業はNGです」なんて言われた事は一度もありません。

「リスケジュールしていて、銀行からの資金調達が難しいというお客様をご紹介して下さい。」

という話でご連絡をいただくので、リスケ中の企業はNGという事はまずあり得ません。

 

そもそも、約定弁済中に売掛金を担保に融資を受けても、あまり意味がありませんし、止めた方が良いです。

なぜ、止めた方が良いのか、簡単な例を出しますね。

 

仮に、約定弁済している時に、売掛金担保融資を実行したとします。

借りたお金が口座に振込まれる訳ですが、約定弁済を続けていたら、売掛金を担保に入れて借りた、リスクの高い貴重な資金が、限りなくリスクの低い毎月の返済に充当されてしまう という、何をやっているのかよく分らない状況が起こってしまいます。

 

売掛金担保融資で借りたお金を返済できればそれで良いのかもしれませんが、これで、もし仮に、売掛金担保融資の返済が滞るものなら、さあ大変です。担保設定していた売掛金を、金融業者が取引先から回収することになります。

 

さて、金融業者が売掛金を回収に来て、取引先が良い顔をしてくれるでしょうか。

いくら付き合いが長くてもなかなか厳しいところがありますよね。

取引先が大手企業なら、たいていの場合で一発でアウトです。

「御社とはこれ以上お取引はできません」と言われて、そこで終わりです。

 

そうなると、せっかくリスクが高いお金に手を出したにもかかわらず、倒産リスクが上がるだけです。

 

でも、銀行融資の返済が遅れたからといって、こういった事になると思いますか?

ならないですよね。

 

返済が遅れたぐらいで売掛金を差し押さえられたり、一括回収なんて、まず聞いた事が無いです。

こういった事を踏まえると、売掛金担保融資を検討する時は、リスケジュール中が良いのです。

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ABOUTこの記事をかいた人

1977年神奈川県生まれ。コンサルティング会社勤務を経て独立。店舗ビジネスに特化したコンサルティング業務を展開していたが、身近な人の倒産を目の当たりにした事をきっかけに事業再生に目覚め、平成21年5月より、事業再生に参入。全国各地の中小企業の再生業務に関与し、中小企業の事業再生のサポートを行っている。 平成23年8月、M&Aに特化した株式会社クレアークを設立、代表取締役に就任。現在に至る。業務の幅を広げる事により、サポートの幅を広げている