リスケ中の資金調達がうまくハマるケースとハマらないケースの違い

  • どこか事業再生資金を必要としている企業があれば、紹介して下さい。
  • リスケジュール中で、銀行融資がNGの企業がありましたら、是非、紹介して下さい。

今日、ご相談依頼を受けた後に、企業再生ファンドの担当者さんと売掛金担保融資に特化した銀行系のファイナンス会社の担当者さんとお会いしてきました。

冒頭のセリフはお会いした際に言われた言葉なのですが、この言葉だけ見てしまえば「資金調達を必要としている企業なんて、数えきれないほど沢山ある」と思いました。事業再生という看板を出してる訳ですから、当然そうなります。

ただ、いくら資金調達を必要としている企業がたくさんあると言っても、案件としてご紹介して、実際に資金が出るかと言えばそれはまた別の話なんですよね。

資金ニーズのある企業を紹介しても謝絶される場合が殆ど

ご相談者様から「リスケジュール中でも融資可能な金融機関を紹介して欲しい」という資金調達のご相談があった際、前述の金融機関を紹介する事がありますが、なかなか実行されない場合が殆どです。

金融機関の方々の言葉尻だけ捉えれば、「資金調達ニーズなんて数え切れない程ありますよ」となりますが、実際に融資が実行される確率は、25~30件ぐらいのご相談を受けて、実行されるのは片手で数えられるぐらいの件数しか実行されないのが実情です(あくまでうちのケースですが)。

なぜ、実行されない場合が殆どなのかとう言うと、審査の入り口で引っかかるケースが多いからです。

審査の入り口では、大抵、下記事項をチェックされます。

  1. 事業規模(月商のボリューム)
  2. 売掛先の与信・分散度等
  3. 業種・業態
  4. 租税公課の滞納の有無

これらの諸条件で引っかかってしまい、本審査に進む前の段階で断られる場合が少なくないからです。なかなかうまい事いかないものです。ハマる時はピタッとハマるんですけどね。

ただ、この仕事を4年近く続けて、うまくマッチングするケースと、そうでないケースの違いがすぐに分かるようになりました。

 

うまくハマるケースとハマらないケースの違い

ハマりやすいケース

リスケジュールするか、あと数か月頑張るかという状態でご相談に来られる方は、正直、ハマりやすいです。この段階で来られる方は、租税公課の滞納などが無いケースが多く、時間的なゆとりがあるため、こういった方はハマりやすいです。

ハマり難いケース

ハマらないケースというのは、「今すぐリスケジュールしないと来月乗り切れない!」というような場合です。何件かお手伝いしたことがありますが、どうしてもハマり難いです。

このような場合、租税公課の滞納が常態化しているケースが多く、入り口で弾かれてしまう事が殆どです。また、時間的なゆとりがないので、審査の速いところしか選択肢が無くなります。

審査の速いところは融資可能な金額は低いけど、金利は高いです。

選択肢が無くなるという事は、一発勝負になりがちで、「ここを断られたら次はここにお願いしよう」というアクションが取れません。一社断られたらそこで手詰まりとなってしまうのです。

ですから、できる限り倒産の要因を排除したいと言う事であれば、何事も早め早めの対処が必要となってくるのです。

 

まとめ

行動が早いと良い事はたくさんありますが、行動が遅いと良い事は一つも無いのです。

気に入っていただけたらシェアお願いします。

ピンチを切り抜ける資金繰りノウハウ
今なら期間限定で無料公開中!

資金繰りノウハウやメールセミナー、今まで執筆した原稿、ブログのコメント欄に書き込まれた質問等々、期間限定で全て無料でプレゼントします。

ABOUTこの記事をかいた人

1977年神奈川県生まれ。コンサルティング会社勤務を経て独立。店舗ビジネスに特化したコンサルティング業務を展開していたが、身近な人の倒産を目の当たりにした事をきっかけに事業再生に目覚め、平成21年5月より、事業再生に参入。全国各地の中小企業の再生業務に関与し、中小企業の事業再生のサポートを行っている。 平成23年8月、M&Aに特化した株式会社クレアークを設立、代表取締役に就任。現在に至る。業務の幅を広げる事により、サポートの幅を広げている