ABL(動産・売掛金担保融資)が推奨されて数か月経つが、実際はどうなのか?

最近、売掛金担保融資のお問い合わせが徐々に増えてきました。

「売掛金担保融資で資金を調達したい」
というお問い合わせが殆どなのですが、こういったお問い合わせとは別に、
「売掛金担保融資を検討している企業を紹介して下さい」
といったお問い合わせを金融機関から頂きます。

 

以前からお世話になっている銀行系の売掛金担保融資を扱っている担当者の方から、ちょくちょく詰められたりもします。

「今月は強化月間なので、とにかく紹介して下さい!」

「え~っと、いや、頑張ります。頑張るというのも変ですが、マッチしそうな案件がありましたらご紹介します」

毎月強化月間みたいな印象がありますが、こういった連絡もよくあります。

 

金融庁が推奨するABL(動産・売掛金担保融資)の実情

ご存知かもしれませんが、金融庁のウェブサイトに、「ABL(動産・売掛金担保融資)の積極的活用について」というページがあります。

参考リンク

 

また、金融庁と経産省から、経団連に対し、「動産・売掛金担保融資の活用促進に向けた協力要請」がありました。

参考リンク

 

両サイトを見ると、いずれも、「ABLの積極活用」という記載がありますが、実際のところ、協力要請が出たからと言って、何かが変わったのか?と言いますと、ほぼ(というより全く)変わっていないのが実情です。

売掛金担保融資を扱っている金融機関の担当者の方と情報交換する機会がけっこうありますが、単刀直入に、

「協力要請が出た後、実際のところはどうですか?実感として、何の変化も無いような気がしますが。」

と聞くと、

「いや~。おっしゃるとおりです(笑)何も変化なんてありませんよ。」

という返答が返ってきます。

 

また、ネットで売掛金担保融資で検索すると金融機関のウェブサイトに、
「今年から売掛金担保融資を積極的に活用、〇件の取り扱いを目指す」

というような記載がありますが、これらも、正直な話、あまり期待できません。

 

というのも、銀行名は出せませんが、先月末にご相談者様が申し込んで断られたという経緯がありました。

内容的に全く問題ない企業です。

別のところにお願いしたら非常に良案件という事で、すんなり通りました。

 

こういったケースを見てしまうと、まだまだ銀行での売掛金担保融資の実行はあまり期待しない方が良いと思わざるを得ません。

やはり、申し込む際は、ノンバンクでの申し込みが有利と言えます。

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ABOUTこの記事をかいた人

1977年神奈川県生まれ。コンサルティング会社勤務を経て独立。店舗ビジネスに特化したコンサルティング業務を展開していたが、身近な人の倒産を目の当たりにした事をきっかけに事業再生に目覚め、平成21年5月より、事業再生に参入。全国各地の中小企業の再生業務に関与し、中小企業の事業再生のサポートを行っている。 平成23年8月、M&Aに特化した株式会社クレアークを設立、代表取締役に就任。現在に至る。業務の幅を広げる事により、サポートの幅を広げている