25年間の倒産状況推移データを見ると、中小企業の倒産は減少しています。

面談の際によく、「取引先や知人の会社が倒産したので、倒産件数が年々増えているのでは?」という事をよく聞かれます。

聞かれるたびに、毎回、「中小企業の倒産件数は、徐々に減ってきてますよ」という説明をするのですが、これを裏付けるデータは東京商工リサーチのウェブサイトにあります。

 

東京商工リサーチのウェブサイトに、「全国企業倒産状況」というカテゴリーに1987年~2012年の企業倒産年度推移データがありますので見てみたいと思います。

データ出所

 

東京商工リサーチによると、2012年度の倒産件数は1万1719件で、21年振りに12000件を下回ったとの事。

年度としては4年連続で倒産件数が減少しており、1991年度(1万1,557件)以来、21年ぶりに1万2,000件を下回る低水準となった模様。(年度としては戦後35番目の水準との事です)

都道府県別の件数では、前年度を下回ったのが33都道府県となり、全国的に倒産が減少しました。

倒産件数の減少要因としては、「中小企業金融円滑化法」や「セーフティネット保証」等の中小企業支援策が功を奏したのではないかとの事です。

 

グラフを見ると、バブル崩壊後の90年代は右肩上がりに倒産が増加し、2000年をピークに、徐々に減少してはいるものの、2008年のリーマンショックで倒産件数は一時的に増加、その後、また減少の傾向にあります。

負債総額も大きな山型となっていて、90年代に比べ倒産規模は縮小傾向にあることがわかります。

負債総額も年度としては4年連続で前年を下回っています。

ちなみにこのデータは「放置」や「夜逃げ」等といった倒産はカウントされませんから、実際の数字はもっと多いと思います。

 

2020年の東京オリンピック開催が景気回復への足がかりになる事を願って止みません。(どこまで実際に経済効果があるのか分かりませんが。)

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ABOUTこの記事をかいた人

1977年神奈川県生まれ。コンサルティング会社勤務を経て独立。店舗ビジネスに特化したコンサルティング業務を展開していたが、身近な人の倒産を目の当たりにした事をきっかけに事業再生に目覚め、平成21年5月より、事業再生に参入。全国各地の中小企業の再生業務に関与し、中小企業の事業再生のサポートを行っている。 平成23年8月、M&Aに特化した株式会社クレアークを設立、代表取締役に就任。現在に至る。業務の幅を広げる事により、サポートの幅を広げている