組織再編行為の決断は早ければ早い方が良い。

複数の事業を展開しており、成人されているご子息がいらっしゃる経営者の方からご相談を受けると、似たような相談を受ける事がよくあります。

その中でも、最も多いご相談というか、質問と言うか、とにかく、口を揃えたかのように全く同じお話をされる事がよくあります。

 

以前、1日に3人の方と面談して3人とも全く同じ話をされた事もありました。

 

1番目にお会いした方からお話を聞いたときは、
「前に、同じお話をされた方がいました。よくある話だと思いますよ」と答えました。

 

2番目にお会いした方から話を聞いた時は、
「先ほどお会いした方も同じ話をしてました。恐らく、共通の悩みなのでしょうね」と答えました。

 

3番目にお会いした方から話を聞いた時は
「そのお話を聞いたのは今日で3回目ですよ(笑)社長だけじゃないから心配しなくても大丈夫ですよ。」と、一緒に笑ってしまいました。

 

複数の事業を展開していて、成人されているご子息がいらっしゃる経営者の方からよく聞くお話。

いったいどのようなお話なのでしょうか。

 

隣の芝生は青い

面談の際に、ヒアリングを実施し、お互い打ち解けた頃に、ほとんどの場合でこんな話をされます。

 

「先日、倒産した同業の会社があるんですよ。前々から、取引先や、近所の経営者仲間から資金繰りが苦しいと噂を聞いていたのですが、こんなご時世ですから、売上も下降の一途を辿り、ダメになっちゃったらしいんですよね。」

 

「なるほど。よくある話ですね。」

 

「倒産する数ヶ月前か、1年前か覚えてないですが、資金繰りが厳しいはずなのに別会社を作ったみたいなんですよ。同業の会社は別の事業もやっており、そちらの事業を息子に任せるために、どうやら新会社に事業を移したらしんですよね。

で、今の事業は儲からないので、借金だけを抱え込んで、つい先日倒産したみたいなんですよ。倒産してお金が無いはずなのに、相変わらず同じ家に住んで、しかも高級車に乗ってるんですよ。
これが第二会社方式って言うんですかね?とにかく上手いこと立ち回って、本人は楽そうなんですよ。ウチもそのような事ができますかね。」

 

「できるか出来ないかは、キャッシュフロー次第と言わざるを得ませんね。」

 

「ウチももっと早く専門家に相談していれば、息子に利益の出ている事業を任せて、同業の元社長みたいに、楽できたんでしょうね。」

 

「楽できるかどうかについては分りませんが、決算書を拝見する限り、○期頃にやっていれば、可能性はあったでしょうね。」

 

「そうですか。まあ、後の祭りですけどね。ところで、こういうケースってよくある事なんですか?」

 

「たくさんありますよ(笑)義父も全く同じ話をしてましたし。」

 

「そうですか。もっと早く決断していれば、こんなに資金繰りに追われる事も無かったかもしれませんね。」

 

「まあ、隣の芝は青く見えると言いますからね」

 

「ホントそうなんですよね。」

 

というお話をよく聞くんですよね。

台本でもあるんじゃないか?と思うぐらい、全く同じ話をされる事がよくあるのです。

 

複数の事業を展開し、ご子息のいらっしゃる経営者様がこのように思う気持ちも 痛いほど理解できるのですが、指をくわえて今の現状を黙ってみていても複数の事業自体が共倒れになる可能性も出てきますからやはり、決断は早ければ早い程良いのです。

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ABOUTこの記事をかいた人

1977年神奈川県生まれ。コンサルティング会社勤務を経て独立。店舗ビジネスに特化したコンサルティング業務を展開していたが、身近な人の倒産を目の当たりにした事をきっかけに事業再生に目覚め、平成21年5月より、事業再生に参入。全国各地の中小企業の再生業務に関与し、中小企業の事業再生のサポートを行っている。 平成23年8月、M&Aに特化した株式会社クレアークを設立、代表取締役に就任。現在に至る。業務の幅を広げる事により、サポートの幅を広げている