知らなくて良い事がある。後戻りできない時はとくに。

たまにですが(というより、しょっちゅうですね)、面識の無い方からよくメールを頂きます。感想とか激励のメールとかが来ると嬉しいのですが、返答に困ってしまうメールが来ると、正直な気持ちとして「返信したくないな。」と思ってしまいます。

文章を書くのが面倒とかでなく、「真実を教えたくない」という想いから、返信する気が失せてしまうのです。

どんな内容のメールなのか、ざっくばらんに説明すると、

現在、任意整理中です。
受任通知を出して、会社を整理しています。
–中略–
裁判での支払い毎月10万×5年
担保物件の売却5000万

で、最後はお決まりの、

いいアドバイスがあれば教えて下さい

という一文が最後に記載されていました…。

 

受任通知を出した後にいいアドバイスも何もない

受任通知を出し、現在進行形で会社を整理しているような方に、真実を知らせる事の気の重さったらないです。まあ、言わない親切というのもあるので、あまり突っ込まないように気をつけてます。知ったらきっとショック受けるでしょうし。

法的な解決策を選択して実行してしまったら、もう後戻りはできませんから、余計なアドバイスを聞かない方が良いです。「聞いて良かった」って思う人は、正直見た事が無いです。

知る事によって、後悔と自責の念に苛まれたりする事になりますから、一度実行してしまったら、聞かない方が良いのです。

というメールを返信しようか、やんわりと言及を避けたメールを返信するか、あんまり意味が無かったですねと真実を打ち明けるか、メール自体を無視するのか、なかなか判断が難しいところです。

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ABOUTこの記事をかいた人

1977年神奈川県生まれ。コンサルティング会社勤務を経て独立。店舗ビジネスに特化したコンサルティング業務を展開していたが、身近な人の倒産を目の当たりにした事をきっかけに事業再生に目覚め、平成21年5月より、事業再生に参入。全国各地の中小企業の再生業務に関与し、中小企業の事業再生のサポートを行っている。 平成23年8月、M&Aに特化した株式会社クレアークを設立、代表取締役に就任。現在に至る。業務の幅を広げる事により、サポートの幅を広げている