倒産しそうな時に法律事務所に相談しても争いを招くだけ

売上が年々下降の一途を辿り、資金繰りが厳しくなって来たとき「このままでは倒産してしまう。」という考えが頭を過ぎると思います。

 

このような状態に陥ってきたら、本来、会計事務所と一緒に、今までの経営成績と財政状況を把握して、将来の計画を立てていくのがベストなのですが、

たまに、何を考えているのかよく理解できませんが、法律事務所に駆け込む方がいるのです。

 

資金繰りが厳しく、倒産しそうな時に、法律事務所に相談したら、争いを招くだけです。

本来、話し合いで終わるようなケースも、余計にこじれてしまいます。

理解してもらいやすいよう、病気になった時を例に出しますね。

 

前述の行動は、腹痛を起こしている時に、いきなり外科の先生に相談するのと同じです。

普通は、お腹が痛いとなったら、総合内科を受診しますよね。

そこから、専門科に回されるのが一般的です。

そして、この腹痛が「ズバリ盲腸です!」となったら、外科手術を受けるのが普通の流れですよね。

(薬で散らせるという突っ込みがあると思いますが、例え話なのであしからず。)

物事には順序があります。

病名も分らないうちから外科手術をしようものなら、治るものも治らないです。余計に悪化してしまいます。

ですから、「このままだと倒産するかもしれない」という考えが頭を過ぎったら、やらなければならない事は、法律による解決などではなく、経営成績の把握、財政状況の把握といった現状の把握が最優先事項なのです。

 

現状を把握し、その上で、資金繰り計画をたて、経営計画を策定するのですから、この時点で法律事務所の出番はどこにもありません。

会計事務所に手伝ってもらうことは沢山あれど、法律事務所に手伝ってもらう事は何も無いのです。

法律事務所の出番は、会計事務所などの専門家と再生計画を策定した後に、
「この計画を実現するには、法律問題をクリアしなければならない。」
となった時です。

それ以外で出番はありません。

私的整理で再生するのであれば、ほとんどの場合で法律事務所の出番は無いのです。

 

病気の例に戻りますが、いくら「盲腸だ!」と言っても、切らなくても薬で散らせますね。

となれば、わざわざ腹を切る必要なんてどこにも無いですよね。

それと同じことなのです。

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ABOUTこの記事をかいた人

1977年神奈川県生まれ。コンサルティング会社勤務を経て独立。店舗ビジネスに特化したコンサルティング業務を展開していたが、身近な人の倒産を目の当たりにした事をきっかけに事業再生に目覚め、平成21年5月より、事業再生に参入。全国各地の中小企業の再生業務に関与し、中小企業の事業再生のサポートを行っている。 平成23年8月、M&Aに特化した株式会社クレアークを設立、代表取締役に就任。現在に至る。業務の幅を広げる事により、サポートの幅を広げている