有望中小向け融資増える?金融庁「赤字でも成長資金を」【日経新聞】

今日の日経に明るいニュースが出ていたので、シェアしたいと思います。


有望中小向け融資増える?金融庁「赤字でも成長資金を」

赤字や債務超過だが、将来性はある・・・。そんな中小企業に融資すべきか、銀行界が揺れている。

「不振企業への追い貸しは不良債権を膨らませるだけ」と主張してきた金融庁が一転、成長への資金を供給せよと促し始めたからだ。

日銀が異次元緩和に動いて丸3年。カネ余りのなか貸出先の開拓に悩む銀行や、お金を借りられない企業にとって光明となるか。

参考リンク 2016/3/7 日本経済新聞[電子版]
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「赤字でも成長資金」、非常に素敵な響きですよね!

今までは、赤字・債務超過だと、どんなに凄い技術や特許を持っていたとしても、基本的に新規融資は絶望的でした。

2009年からこの仕事をはじめ、相当な数の経営相談を受けてきましたが、赤字・債務超過の企業が成長資金の融資を受けた。という話は片手で数えられるほどしか聞いたことがありません。

そもそも、話を聞いてもらう事すら難しい訳です。

 

何ページもある事業計画書を作っても、PL(損益計算書)の予測数値を10秒ぐらい眺めて、「本当にこんなにうまくいくもんなんですかね?難しいと思いますけどね・・・。」と、話を流されて終了。というのがよくあるパターンです。

※これをされて、くやしい思いをした方は数えきれないぐらいいると思います。

 

銀行に相談してもこんな対応が殆どですから、赤字・債務超過の企業が成長資金を調達しようと思ったら、スポンサー・縁故者から調達(出資、社債等)するしか道が残されていませんでした。

しかし、今後、赤字・債務超過の企業でも銀行が成長資金の融資を検討してくれるとなると、資金調達のスピードが早まる事が期待できます。

スポンサー・縁故者から資金を調達しようと思ったら、会社の事、経営者の事、事業内容を1から10まで全て説明し、その上で検討して貰い、そこで金を出すか出さないか判断してもらう事になるので、結構、時間がかります。

資金が必要と思い立ち、事業計画を策定してから、募集、プレゼン、資金の払い込みまでの期間を考えたら、どんなに急いで頑張っても3~4ヶ月かかります。(最低、半年は見ておいた方が良いかもしれません)

 

その点、既存取引行に相談すれば、元々付き合いがある訳ですから、1から10まで説明する必要が無いです。

ある程度会社の事が分かっている訳ですから、融資の可否もそこまで時間はかかりません。

しかも、出資ではなく借入ですから、経営に口を出される心配がありません。(スポンサー・縁故者出資だと、口を出される可能性が大ですからね・・。)

こうした事を考えると、銀行から成長資金を調達した方がメリットが多いと感じます。

 

赤字・債務超過企業に対する成長資金の融資。

事例は出ているようですが、まだまだケースとしては少ないので、この先、事例が増えていく事を願って止みません。

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ABOUTこの記事をかいた人

1977年神奈川県生まれ。コンサルティング会社勤務を経て独立。店舗ビジネスに特化したコンサルティング業務を展開していたが、身近な人の倒産を目の当たりにした事をきっかけに事業再生に目覚め、平成21年5月より、事業再生に参入。全国各地の中小企業の再生業務に関与し、中小企業の事業再生のサポートを行っている。 平成23年8月、M&Aに特化した株式会社クレアークを設立、代表取締役に就任。現在に至る。業務の幅を広げる事により、サポートの幅を広げている