再生支援協議会に過度の期待は禁物です。

先日、再生支援協議会(以下、「再生協」)へ相談に行ったという方からご連絡を頂きました。ここ最近、再生協に行ったという方からのご連絡が減ってきたので、ちょっと珍しいなと思いました。

さっそく、何を言われたのか聞いてみたら、「決算書をみせるなり、説教された」と言ってました。

 

有料で民間のコンサルタントに相談に行こうか悩んだみたいですが、商工会の方に、「再生支援協議会で無料相談ができる」という話を聞き、意を決して相談に行ったら、「こんな決算出して!」とか「もう諦めた方が良い」という事を言われ、その日は途方に暮れたと言ってました。

 

まあ、このような対応は珍しいものでもなんでもありません。2010年~2011年ごろ、こんな話はよく聞きました。

この当時、私がよく聞いたのは、

  • 事業の再生可能性が低いから、諦めた方が良い。
  • 専門のコンサルタントに相談した方がいい。
  • 債務が多すぎて、調整できない。

この3つはよく耳にしました。

 

なかには、「自己破産も視野に入れた方が。。」という事を口にする相談員の方もいるようです。こんな事を言われたら、落ち込みますよね。

「自己破産したら」という方から電話があった時は、声のトーンがめちゃくちゃ暗かったです。

 

そりゃそうですよね。

 

何か、解決策があるかもしれないと僅かな期待を託して相談行ったら、適当にあしらわれて「破産した方が」なんて言われたら、そりゃ落ち込みますよね。

まあ、再生協に行くと、必ずしもこういう対応されるという事ではありませんが、過度の期待は禁物です。

 

そもそも、再生協自体、相談企業と債権者のいずれの立場にも立つ事が無い、「中立」な立場にいます。

債務者である相談企業と、債権者とのお見合いの場を設けてはくれますが、ここで、相談企業寄りのアドバイスをするとか、再生計画を策定してくれるという期待しても期待はずれに終わる事がけっこう多いです。

 

それに、再生協による解決方法は、私的整理ですから、強制力がありません。そのため、結局は相談企業が主体的になって動かなければならないのです。

もし、再生協に相談に行かれるという方は、そのあたりの事情を踏まえた上で、相談に行ったほうが良いです。「再生協が会社を救ってくれる」なんて過度の期待は持たない方が良いでしょう。

 

2010年の秋ごろ、再生協の事で、非常に共感できる記事を発見しました。

(日付が2010年5月になってますね。)

参考リンク

 

再生協に行って、適当にあしらわれたという方の相談がけっこうあったので、いろいろと情報収集していたら、この方のブログを発見しました。

似たような方をたくさん見てきた私のような立場からしたら、この方の意見は「的を得ている」と思わざるを得ません。

 

ただ、それでも一応、専門家の意見をタダで聞けるのですから、もし、窮境状態にあるようでしたら、相談してみるのも一つの手です。

再生協自体、中立の立場をとっているのですから、相談に行かれるあなたも自身も、いったん考えをリセットして、中立な立場(客観視するような感覚ですね)で、意見を聞いてみるのも、良いことなのでは?と思います。

 

そうすれば、何か言われても、精神的なダメージはたいして受けないですし、良い事を教えてくれれば、それはそれで良いことだと思いますから、いったん冷静になって、とりあえず相談してみるのも一つの方法だと思います。

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ABOUTこの記事をかいた人

1977年神奈川県生まれ。コンサルティング会社勤務を経て独立。店舗ビジネスに特化したコンサルティング業務を展開していたが、身近な人の倒産を目の当たりにした事をきっかけに事業再生に目覚め、平成21年5月より、事業再生に参入。全国各地の中小企業の再生業務に関与し、中小企業の事業再生のサポートを行っている。 平成23年8月、M&Aに特化した株式会社クレアークを設立、代表取締役に就任。現在に至る。業務の幅を広げる事により、サポートの幅を広げている