質問が曖昧だと、 返ってくる答えも曖昧です。

最近はほとんど来なくなりましたが、2011年~2012年にかけて、毎月必ず「解決方法をご提案下さい」とか、「良いアドバイスがあれば教えて下さい」とかいう訳の分からないメールがよく来てました。

相談依頼という事であれば、こういうメールが来ても構わないのですが、こういうメールって、たいていの場合で「とりあえず無料で」という事が大前提なので、数行の返事を書いて、やんわりと

「他社へ相談に行かれては?」

「再生支援協議会というところで無料で相談が受けれますよ。」

と、返信して、あまり相手にしないようにしています。

 

この仕事を始めたばかりの頃は、こういうメールにも返信してました。

でも、やっているとだんだん分かってくるのですが、大抵の場合、徒労に終わってしまう事がほとんどなので、今ではほとんど相手にしない事にしています。

メールを書くのに費やす時間が無駄ですからね。

 

まあ、この類のメールも様々で、「破産しそうで家が無くなりそうです。助けて下さい。」という一行だけの茶目っ気たっぷりのメールが来ることもあれば、めちゃくちゃ長文のメールが来て、最後にお決まりの「良いアドバイスがあれば教えて下さい」というメールが来たりします。

 

これぐらいなら、まだなんとかギリギリ許せるのですが、一番最悪なケースが下記のような、微妙に数字が入った概況が記載され、

  • 負債総額〇億円
  • 約定弁済月額〇百万円
  • 手持ち資金〇百万円
  • 月末に〇百万円ショートする
  • 政策公庫に〇千万の借り入れがあり連帯保証がいる。この連帯保証人の保証を抜きたい
  • 〇億円の不動産の保全を図りたい

今後、不動産の保全を図りつつ、事業再生に向けて動きたいのですが、その場合の対策や方向性をご提案下さい。

といった、「ご提案下さい」の一言で締めくくられるケースです。

 

もうほんと最悪です。

 

そもそも、概況を言われただけで、提案も何もありません。メールの内容も会話したら、5分程度で終わるようなボリュームです。

こんな氷山の一角しか分からずに、「ご提案下さい」とか言われても、全く理解できないです。

情報を小出しにされて、「ハイ、答えだして」とか言われてもそりゃできないですよ。

 

というか、無理です。

 

適当に答えるのはいくらでもできますが、具体的にきちんと回答するのは不可能です。資料があるならともかく、曖昧な情報しか分からないなかで、解決策の提案も何もありません。それ以前の問題かと思います。

 

質問が曖昧だと、返ってくる質問は曖昧ですし、質問が適当であれば、帰ってくる答えも適当です(鏡の法則みたいですね)。

 

このブログを読んでいるあなたには関係無い事かもしれませんが、もし、どこかへ相談する時は、この事を頭の片隅に入れておくと良いかと思います。

曖昧な質問や適当な質問をするために、専門家の方とお会いしても、お互いに時間の無駄ですからね。

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ABOUTこの記事をかいた人

1977年神奈川県生まれ。コンサルティング会社勤務を経て独立。店舗ビジネスに特化したコンサルティング業務を展開していたが、身近な人の倒産を目の当たりにした事をきっかけに事業再生に目覚め、平成21年5月より、事業再生に参入。全国各地の中小企業の再生業務に関与し、中小企業の事業再生のサポートを行っている。 平成23年8月、M&Aに特化した株式会社クレアークを設立、代表取締役に就任。現在に至る。業務の幅を広げる事により、サポートの幅を広げている