回収される側はストレスを抱えるが、回収する側もストレスを抱えてしまう件

先日、某社会保険事務所へクライアント様と相談に行ってきました。

納付計画通り、なかなか履行できず、他の支払いに充ててしまっていたのですが、ちょっと連絡を怠っていたら、差押通知が届いてしまったので、「このままだとマズイ!」という事で、急遽相談に行ったのです。

 

差押通知の文面を読むと、

指定日に納入ない場合は誠意がないものと認め今後財産差押を執行するので念のため申し添えます

などど書いてあるものですから、この文言を額面どおり受け取ると、払えなければ話し合いの余地は無い。と受け取れるかのようにも感じます。

支払い義務から逃れる事はできないので、とにかく、差押だけは勘弁して欲しいということをお願いするために、社会保険事務所へ行ってきました。

 

結論から言いますと、直近の差押は回避したのですが、今後差押しませんという事ではないので、若干の猶予を頂いたような感じです。

ただ、払えなくて実行されてしまうよりは全然マシですから、頂いた時間を有効に使いたいと思います。(今後の対策・及び資金繰り計画の策定のために)

微妙に話がタイトルと逸れてしまいそうなので、本題に戻しますね。

 

回収する側も強烈なストレスを感じる

なんだかんだで1時間近く相談したのですが、面談させていただいた徴収担当の方の様子を観察していると、妙に指を弄りながら話をする癖がありました。

私も面談の際に、話を聞いている時にシャーペンを弄ったりしますから、この方は人と話す時に指を弄る癖があるぐらいにしか見ていませんでした。

 

でも、こちらが

「この期日までに払うのは難しい」
「雇用が維持できなくなるので差押も困る」
「とにかく差押されると困る」

という事をやんわりと、何度も説明すると、そのたびに指を弄るのですが、弄る強さがけっこう強く、見ていて「えっ」と思うレベルなんです。どれぐらいのレベルかと言いますと、弄るというよりは掻き毟っている感じで、指を良く見ると、掻き毟りすぎて、皮膚がボロボロになってるんです。

徴収担当の方は、指を隠すようにしてはいるのですが、ペンを持ったり、こちらの発言をメモしている時は指が見えますから、見たくなくても見えてしまうんです。

 

酷い部分になると、皮が捲れて、真皮が見え、血が滲んでいるような状態です。それも両手にそのような痕跡がありました。

掻き毟るときは決まって、「差押はなんとか止めて欲しい」と伝えた時でした。
こちらがそう伝えると、少し押し黙った後に、「こちらも立場上、御社の意向をすんなりと承諾する訳には・・」と言いながら、指を掻き毟るのです。

 

徴収担当は常に板ばさみ状態で、過度のストレスが溜まると思います。

回収しないと上司に「なぜ、猶予したのか理由を言え」と責めたてられるし、目の前にいる経営者から、「雇用が維持できなくなり、社員が路頭に迷う。滞納しているこちらが悪いのは百も承知しているが、なんとか差押をやめて欲しい」なんてお願いされると、立場上、回収しなければならないものの、とはいえ、会社を倒産させる訳にもいかない。

こういった板ばさみ状態が続き、過度のストレスが溜まり、指を掻き毟ってしまうと思うのです。

 

性格的にドライな担当者でしたら、

  • 払えないなら差押えますよ。
  • とりあえず敷金を担保に入れて下さいね。
  • 決定事項ですから頭下げられても無理ですよ。

などと、淡々と話を進めてしまうと思います。(そういう人も見てきました。)

そういう方はそんなにストレスが溜まったりしないと思いますが、ドライではない方は、かなりストレスが溜まる事だと思います。

期日にキッチリ払います!とでも言えば、この方のストレスは軽減するでしょうが、こちら側としては、軽々しく言えるような事ではないので、担当者さんには悪いですが、こちらの状況を理解してもらうほかないのです。

 

オチの無い話になってしまいましたが、回収する側も「差押」と軽々しく言っている人ばかりでは無い。という事だけお伝えしておきたいと思いました。

たまに、新卒のような若い担当者に「払えないなら差押ますよ(笑)」なんて言われた!腹が立つ!という報告も耳にしますが、そういったお話は一部の例外であり、一般的な徴収担当者さんはかなり親身に対応してくれます。

今回、対応してくれた徴収担当の方は、なんだかんだ言って親身に対応してくれました。指の皮が捲れるぐらいのストレスを与えてしまいましたが、これ以上迷惑をかけないよう支払いを履行できるよう願って止みません。

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ABOUTこの記事をかいた人

1977年神奈川県生まれ。コンサルティング会社勤務を経て独立。店舗ビジネスに特化したコンサルティング業務を展開していたが、身近な人の倒産を目の当たりにした事をきっかけに事業再生に目覚め、平成21年5月より、事業再生に参入。全国各地の中小企業の再生業務に関与し、中小企業の事業再生のサポートを行っている。 平成23年8月、M&Aに特化した株式会社クレアークを設立、代表取締役に就任。現在に至る。業務の幅を広げる事により、サポートの幅を広げている