日本政策金融公庫がDESによる支援を実施しました。初めての事例です!

昨日、朝9時からTAC八重洲校へ行って、事業再生の勉強をしてきました。 最後に参加したのは2011年ですから、実に3年ぶりの参加です。

毎年、参加したいのですが、一昨年は案件に忙殺されて申込みをド忘れしてしまい、昨年は申し込もうと考えていたら、動画撮影や無料オファーのプロモーション等に気を取られ、気づいた時には締め切られていたという、なんとも間抜けな状況でした。

今回は無事、申込みに間に合ってよかったです。

 

タイトルと関係ない話になりそうなので、本題に入りますが、昨日の勉強会では、専門家の方と4人1組でグループを作り、グループディスカッションをしました。

グループのメンバーは、

  • 同業者の方
  • 政策公庫(中小企業事業部)の課長さん
  • 地域経済活性化支援機構の方(特定されないよう役職は掲載しません。)

の4名でした。

 

ディスカッションの内容は、過去の事例を基に、経営、財務・会計、法律の観点から、与えられた題材を基に、討論する。というものです。ディスカッションは非常に面白く、同業の方や、金融機関の方々のお話を色々とお伺いする事ができました。

今日の話の内容をメールに書いていいですか?という確認を取らなかったので、諸々のお話はできませんが、一つだけ、シェアできそうなお話がありました。

それが、件のDESです。

 

政策公庫からDESの事例が出ました。

話が盛り上がっている時に、政策公庫(中小企業事業部)の課長さんから、「今年に入って、ウチでDESの事例が出たんですよ!」というお話を聞きました。

さらっと言われましたが、その場にいたメンバーからしたら、かなりインパクトのあるお話でした。一見すると大した話では無いように感じるかと思いますが、これは、非常に画期的であり、大いなる一歩だと感じました。

 

政策公庫のウェブサイトにニュースリリースが出ているので、興味のある方はご覧になって下さい
参考リンク 日本政策金融公庫

 

間接的に債権放棄を認めた事になる。

そもそも、DESって何なんだ?と思う方もいらっしゃるでしょうから、簡単に説明しますね。

DESとは、Debt Equity Swap(デット・エクイティ・スワップ)の略称で、Debt(負債)とEquity(資本)をSwap(交換)し、既存債務の株式化を意味します。

 

今回のお話のキモは、公庫が貸し付けた資金が回収が難しくなったため、貸し付けた資金を株式に変換し、今後、債権回収をしない、という、実質債権放棄による金融支援を実行したという事です。

そもそも、このブログを読んでいるあなたならすでにご存じかと思いますが、基本的に、信用保証協会や日本政策金融公庫等といった政府系金融機関は債権放棄の仕組みを持っていません。そんな政府系金融機関が債権放棄を伴う金融支援を実行した訳ですから、非常に画期的だと感じました。

 

恐らく、事例は一件だけだと思いますが、(現時点において)こういった機関は前例主義ですから、何も無ければ今後も何も起こらない可能性がある訳です。でも、1件でも事例が出れば、この先どんどん増える可能性が出てきます。

時間はかかるでしょうが、支援の枠組みが広がる事は良い事だと思っています。こうした事例がどんどん出てくると良いな~と思ってます。

 

ちなみに、株式に変換された訳ですから、今後、株主として株主提案等を行うのですか?と聞いてみたところ、次のような返答が返ってきました。

「DESをやったはいいけど、ウチで株を持っても、これをどうするかは良く分かりません。同僚の間でもどうすんだろ?って感じはあります。株主として口を出すような事が決まっている訳でもないですからこれから方針が変わるんですかね~。」というような感じでした。

公庫でもやったばかりだから、暗中模索という感じがします。この先、方針が決まって株主提案等をしていくのでしょうかね・・個人的に興味は尽きません。

こういった事例も継続して注視していきたいと思います。

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ABOUTこの記事をかいた人

1977年神奈川県生まれ。コンサルティング会社勤務を経て独立。店舗ビジネスに特化したコンサルティング業務を展開していたが、身近な人の倒産を目の当たりにした事をきっかけに事業再生に目覚め、平成21年5月より、事業再生に参入。全国各地の中小企業の再生業務に関与し、中小企業の事業再生のサポートを行っている。
平成23年8月、M&Aに特化した株式会社クレアークを設立、代表取締役に就任。現在に至る。業務の幅を広げる事により、サポートの幅を広げている