「粉飾」というニュースを見るといつも思い出してしまう社長さん。

今日のお昼にテレビを見ていたら、「粉飾決算の疑いで強制調査」というニュースが目に入りました。

http://japan.cnet.com/news/business/35033292/

「粉飾」というニュースを見る度に必ず思い出してしまう方がいます。

仕事柄、これまで何度か「実は、粉飾しているのです」という方にお会いした事がありますが、そこまで記憶に留まるようなものではありません。正直、軽いお化粧程度の事ならどこでもやってますし、それに、多少粉飾しているような会社もたまに見かけますから、驚くような事でもありません。

面談の際に、「実は、粉飾しているのです」とか言われても、「なるほど、そうなんですか。」ぐらいで話は終わってしまいます。でも、私がいつも思い出してしまう方は、二重帳簿とかそういうレベルの話ではないので、強烈な印象が残っているのです。私が「粉飾」というキーワードでいつも思い出してしまう方。それは、決算書を3つも作成していた企業があったのです。

 

決算書を3つ作成して粉飾していた企業があった

決算書を3つ用意していた理由としては、取引銀行が3行あり、資金調達をしやすくするために各銀行に提出するための3種類の決算書を用意していました。これは何も別会社があるとかそういう訳でもなく、一つの会社に決算書が3つあったのです。これだけではありません、まだあります。あともう一つ問題があったのです。

本物の決算書は存在していなかった

この3つの決算書は全て偽りの数字であり、実態を知りたいと思い、「本物はどれですか?」と聞いたところ、「いや~、本物というのは存在しないんですよ」と言われました。気持ち良いぐらい清々しく、そしてまるで他人事のように社長はハッキリとそう答えました。

社長が堂々としている一方、その隣に座っていた社長の奥さんは、

  • 家を競売にかけられるのではないか、
  • 口座を止められるのではないか、
  • 詐欺で訴えられてもおかしくないのでは?、

等といろいろと気に病んでいる姿が、とても対照的に見え印象的でした。

深刻そうにしている奥さんに悪いと思ったのですが、さすがにちょっと笑ってしまいました。笑ってはダメだと思ったのですが、さすがに我慢できませんでした。

本物の決算書が無いなんて、そんな事今まで聞いた事が無かったので、強烈な印象が残っているのです。

あの社長は今でも元気にしているのかな。

テレビやニュースで「粉飾」って聞くと、いつも思い出してしまうのです。

もう一つ印象的だった事があります。相談中に夫婦喧嘩が始まってしまったのですが、喧嘩の最中に社長が、「九州男児は細かい事は気にせんばい」と言っていたのがこれまた印象的でした。この一言が火に油を注いでしまったのは言うまでもありません。

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ABOUTこの記事をかいた人

1977年神奈川県生まれ。コンサルティング会社勤務を経て独立。店舗ビジネスに特化したコンサルティング業務を展開していたが、身近な人の倒産を目の当たりにした事をきっかけに事業再生に目覚め、平成21年5月より、事業再生に参入。全国各地の中小企業の再生業務に関与し、中小企業の事業再生のサポートを行っている。 平成23年8月、M&Aに特化した株式会社クレアークを設立、代表取締役に就任。現在に至る。業務の幅を広げる事により、サポートの幅を広げている