信用保証協会の債権回収スタンス

信用保証協会の債権回収は年々厳しさを増してきています。

無担保債権の回収については、目立ったは変化はありませんが、自宅を担保に入れている場合、担保処分の要請が非常に厳しくなってきました。

 

厳しいというか、問答無用で「一括弁済が不可能であれば、競売を申し立てます。」というような感じなのです。

 

これが、数年前であれば、
「家賃相当分(近隣相場にちょっと色を付けた程度)を毎月○万円を返済しますので、競売による回収を考え直して欲しい」

等という話し合いが通じたのですが、最近では聞く耳を持たないケースがほとんどです。

 

何度掛け合ったところで話し合いの余地も無く、

「今月中に具体的な今後の返済プランについてご提案いただけない場合は、競売の手続きに入ります。」

というケースが多くなってきたのです。

 

この、「具体的な今後の返済プラン」というのは、一括で返す方法を提案するか、若しくは任意売却なら考えても良い。

という事を意味しています。

 

一括とか言われても、まず不可能な話ですから、たいていの場合で「任意売却で保全を図るしかない」と考えるのではないかと思います。

任意売却であれば、長年住み続けた自宅を手放さなくても良いですし、引っ越す必要も無くなります。

 

なんとか任意売却の方向で話を進めようと思い、その旨担当者に伝えると、これまたかなり厳しい事を言ってきます。

「任意売却でも良いですが、○月までにお願いします。それ以上は待つ事ができません。」

というような感じで、非常にタイトなスケジュールを要求してくるのです。

 

以前、ご相談を受けた方なんて、「1ヶ月しか待ってくれませんでした」と言ってました。

1ヶ月で買い手を探すなんて、正直、現実的ではありません。最低でも3ヶ月は欲しい所です。

結局、この方も競売に掛かってしまったと嘆いておりました。

 

このように、最近の保証協会の回収姿勢は非常に厳しいので、保全が必要であれば、早めに手を打っておく必要があります。

 

楽観視して対策を施さないと、対処できなくなります。任意売却するにも時間と費用がかかりますから、予防保全が必要だと思います。

 

無担保の方は

担保が無ければ代位弁済後、ただちに保証協会サービサーへ債権回収の委託をするので、後は保証協会サービサーの担当者さんと話し合いをするだけです。

 

ちなみに最近の傾向として、話し合いがほとんど無い事が多いです。

予め毎月1万円の支払い用紙を用意して「ひとまずコレで払って下さいね」とだけ言って、さっさと帰ってしまうケースが多いです。

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ABOUTこの記事をかいた人

1977年神奈川県生まれ。コンサルティング会社勤務を経て独立。店舗ビジネスに特化したコンサルティング業務を展開していたが、身近な人の倒産を目の当たりにした事をきっかけに事業再生に目覚め、平成21年5月より、事業再生に参入。全国各地の中小企業の再生業務に関与し、中小企業の事業再生のサポートを行っている。 平成23年8月、M&Aに特化した株式会社クレアークを設立、代表取締役に就任。現在に至る。業務の幅を広げる事により、サポートの幅を広げている