中小企業、高齢化進み休廃業増加  税制での支援拡大【日経新聞】

先日、日経新聞を読んでいたら、気になる記事が目に入りました。


中小企業、高齢化進み休廃業増加 税制での支援拡大

国内の中小企業のうち、社長の年齢が60歳を超す企業の割合は半数を超えた。

企業を次の世代に託す事業承継は古くからの課題だが、高齢化の進展で急速に問題が深刻になっている。

業績悪化に伴う倒産件数は2003年に約1万6千件発生し、約1万4千件だった「休廃業」を上回っていた。

だが、13年には休廃業数が倒産の3倍近くにまで増えた。事業承継がうまくいかずに休廃業するケースが増えているためだ。

参考リンク 2014/3/31 日本経済新聞[電子版]
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仕事柄、後継者不足で悩んでいる経営者の方からよく相談を受けますが、後継者の確保って、なかなか難しいんですよね。ご子息、親族、役員、社員が継いでくれれば話は早いのですが、実際には非常に難しいです。

ご子息だったら継がせるのも簡単なのでは?と思う方も多いでしょうが、当の本人からNGが出てしまえば、どうする事もできません。

 

私が今まで見てきたケースですと、経営者の方が、ご子息に会社を継ぐようお願いしても、
「継ぎたくない」
「さっさと廃業して欲しい」
と、ご子息からNGを出されるケースが多々あります。

実は、こういったケースは良くある事で、家業を継ぎたくないと思っているご子息は意外と多いのです。

ちなみに、義父の会社が存在していた頃、義父は妻に会社を継いで欲しいと考えていたようですが、義父の想いとは裏腹に、妻は「絶対に嫌だ」の一点張りでした。

義父が「いずれは会社を継いで欲しい」等と言おうものなら「はあ?冗談じゃない!」と怒声交じりで前置きした後、二言目には下記いずれかの言葉が必ず出てきました。

「さっさと廃業して欲しい」
「早く倒産して欲しい」
「同業に引き継いでもらえば良い」

早く倒産して欲しいというのはかなり酷だと思いましたが、とにかく、何が何でも“継ぎたくない”の一点張りでした。

 

同じ事ような事を考えている方から、相談を頂く事もあります。

ブログを見たというご子息の方から、
「継ぎたくないので、家だけ残して廃業する方法を教えて欲しい」
「上手に廃業する方法を教えて欲しい」
という事を相談される事が少なくありません。

 

なぜ、継ぎたくないのか理由を聞いてみると、

  • 個人保証を入れてまで継ぎたくない
    (そこまでのリスクを負いたくない)
  • 今の仕事を辞めてまで継ぎたくない
    長年、苦労しているところ見ているので、自分も同じ苦労をすると思うと、腰が引けてしまう

と言われる事がほとんどです。

 

長年苦労して育て上げた会社を我が子に継いで欲しいと考える経営者の考えとは裏腹に、当のご子息はこんな事を考えているのです。

親の心子知らずとはよく言ったものですよね・・・。

 

こうしたケースの現実的な解決策はM&Aによる売却だと思います。M&Aで事業を外部に売却すれば、後継者問題を解決する事ができます。

実際、買い手を探すとなるとけっこう時間が掛かってしまうので、長期戦になる事が少なくありませんが、廃業するよりは様々なメリットを享受する事ができますから、後継者が居ないという事ならM&Aによる売却を検討した方が良いです。

 

3万件を超える休廃業。
どれだけの雇用が失われたのかと想像するだけでゾッとします・・・。

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ABOUTこの記事をかいた人

1977年神奈川県生まれ。コンサルティング会社勤務を経て独立。店舗ビジネスに特化したコンサルティング業務を展開していたが、身近な人の倒産を目の当たりにした事をきっかけに事業再生に目覚め、平成21年5月より、事業再生に参入。全国各地の中小企業の再生業務に関与し、中小企業の事業再生のサポートを行っている。 平成23年8月、M&Aに特化した株式会社クレアークを設立、代表取締役に就任。現在に至る。業務の幅を広げる事により、サポートの幅を広げている