家族に見捨てられてはいませんか?

「今の経営状況は決して楽ではないが、いずれは息子・娘に会社を継いで欲しい」

そのように願っている事業主の方が多いのではないでしょうか?というより、実際多いと思います。以前、コンサルタント会社に勤めていた時や飲食店・小売店のコンサルの時も「ゆくゆくは我が子に・・・」と考えている人がけっこう多かったです。

1から事業を立ち上げ、様々な苦難を乗り越えわが子のように育ててきたあなたの会社。 自分の代で終わらせる事なく、できれば「我が子に後を継いで欲しい」と考えるのは、 親であれば当然なのかもしれません。

私は子供がまだいませんが、きっと同じ気持ちになると思います。

 

が!!

そんなあなたの気持ちとは裏腹に、「継ぎたくない」「絶対ヤダ!!」「家を継がなきゃいけないなら、家を出て行く」と考える息子・娘さんがけっこう多いのです。

有名な経済誌等で「○△株式会社、父の後を継ぎ2代目となる・・・」などの事例が頻繁に掲載されていたりしますが、すんなりと家族の方が後をついでくれる事は、あまり多くはありません。

財務体質が磐石で、大企業のように安定している会社であれば、すんなり継いでくれる事は多いです。(そりゃそうですよね。)

でも、赤字体質の資金繰りが苦しい会社であればどうでしょう?

年がら年中、資金繰りで頭を悩ませている会社を継げとなると、腰が引けてしまう場合が多いです。このような場合、息子・娘さんに後を継いでもらうのが凄く難しいです。

そもそも、周りがいくら説得しても本人が嫌がっているのですから、承継も何もありません。あなたは自分の子に会社を継いでもらおうと、仕事が忙しい中、セミナーなどで勉強して、様々な専門家に相談し、自分の子に経営を任して会社を再建してもらおうと考えても、社長の子は「一刻も早く倒産してくれ」なんて考えている場合が多いのです。

 

直接言われる分にはまだマシな方だと思います。中には逃げるように家を出て行ってしまうケースもありますから、ほんと最悪です。

2ちゃんねるの「継ぎたくない」なんてスレッドは凄いですよ、「早く潰れてくれ」なんて書き込みだらけです。うちの妻なんて、義父の会社が倒産した時、泣いて喜んでいましたからね。「やりたくもない事を、一生やらされるところだった。もっと早く倒産して欲しかった」って・・・

なにもこれは私の家だけでなく、支援先からも実際に言われた事があります。

「話したい事があります」と社長の息子さんに呼び止められ、話を聞いてみると・・・

「瀬間さん、契約期間のお金は私が払いますから、コンサルタント契約は解除してください。もう、一刻も早く倒産して欲しいんです!」って・・・・

会社分割という手法を使って、新しく作る会社を息子さんに代表になってもらうというスキーム(方法)を考えている、ですから、是非、新設会社の社長になって欲しいと息子さんに説明したら「やりたくないし、知人の会社で働く事になっている。だから、もう、事業なんて辞めてくれ。いい迷惑だ。」

なんて言われる始末・・・・

悲しいですよね。あなたが必死になって守ってきた家族にこんな事言われたら。

 

あなたの会社は大丈夫ですか?

もし、売上が毎年下降の一途を辿り、営業赤字を垂れ流しているようであれば、 真剣に今後の人生を考えた方がよろしいのではないでしょうか?

それに中小企業は家族で経営している場合が多いです。経営が苦しい事を、家族に隠している方も少なくありません。もし、ピンチに立たされているのであれば、一度腹を割って、ご家族と真剣に話をされてはどうでしょうか?

なぜ、こんな話をするかといいますと、事業再生には家族の協力が欠かせないからです。

あなたがほんとに守りたいものは事業でしょうか?それとも家族でしょうか?

家族がバラバラになってまで、事業を守る必要があるのでしょうか?

ピンチに陥った時は、一人で抱え込まず、まずは、家族で真剣に話をされたほうがよろしいかと思います。

そして続けるべき事業なのか、傷が浅いうちに再生資金を蓄え早めに撤退して、新しい事業を始めるのか、真剣に考えるべきです。

儲からない事業から撤退して、新しいことを始めるのも事業再生であると私は思います。

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ABOUTこの記事をかいた人

1977年神奈川県生まれ。コンサルティング会社勤務を経て独立。店舗ビジネスに特化したコンサルティング業務を展開していたが、身近な人の倒産を目の当たりにした事をきっかけに事業再生に目覚め、平成21年5月より、事業再生に参入。全国各地の中小企業の再生業務に関与し、中小企業の事業再生のサポートを行っている。 平成23年8月、M&Aに特化した株式会社クレアークを設立、代表取締役に就任。現在に至る。業務の幅を広げる事により、サポートの幅を広げている