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答えは自分で出して下さいね PDF 印刷 Eメール
2010年 5月 19日(水曜日) 19:02

今回のお話は、「今後の進退を考えている方」に向けたお話です。

ですから、「事業を辞める気なんてサラサラないよ!」とか、「そんな事、一度も考えた事がない。」という方は、読んでも時間の無駄ですから、次回の更新をお待ち下さいね。

 

答えは自分で出さなければならないのです

「瀬間さん、私は今後どうしたらよいのでしょうか?」

 

事業を続けた方がよいのか、それとも、撤退する方がよいのか、今後の進退について悩んでいる方から、よく聞かれるご質問です。

 

たいてい、このようなご質問をされる方は、

  • 高齢の方
  • 事業があまりうまくいっていない方

という方になるのですが、
(うまくいってたら、辞める理由は無いですもんね。)

 

この手の質問は、正直、答えようが無いんですよね。

 

えっ、その質問に答えてあげるのが、あんたの仕事でしょ?

 

大まかに言えばそうなのかもしれませんが、厳密に言えば、この質問は、私の領域ではないんですよね。

とはいえ、ご相談者様は、資金繰りが厳しい中、お金を払って私を呼んでいる訳ですから、答えない訳にもいきません。

 

ですから、私はいつもこう答えます。

 

「今の現状で資金繰りがまわるのであれば、とりあえず続けてみた方が良いですし、回らないのであれば辞めた方がよいかと思います。」と、、、

 

ただ、「今後どうしたらよいのか」という問いかけをしてくる方の多くは、資金繰りがまったく回らないという状況ではないので、たいていの場合、このように話を切り返される事になります。

 

「いえ、仕事を続けたい気は少なからずありますが、体力・気力がもつかどうか分からないので、中途半端に続けるのであれば、今、辞めた方が良い気もしますし、」 と、、、

 

このように返答されては、私としても、
「それでしたら、辞めた方がよいのではないですか?」としか答ようが無いのです。

 

このやりとりを客観的に見て、あなたはどう感じますか?

 

なんだ、あんたに金払って相談しても、答えをくれないのか?

と思いますでしょうか。

 

瀬間は冷たいヤツだ 、と、感じたでしょうか?

 

客観的に、このやり取りを聞いた方は、きっとこう思ったのではないでしょうか?

 

「確かにそのとおりかもしれない」と。。

 

もちろんこのような質問をしてくる方の気持ちを、1ミリも理解していない訳ではありません。

むしろ、質問をしてくる方のお気持ちは、痛いほど理解しているつもりです。

 

相談を受ける際、相談者様の生活状況等をお伺いする事がありますから、(無理して聞かないですよ、もちろん。)悩みの原因となる生活背景を、十分理解しています。

 

資金繰りがとりあえず回る状況で、このような質問をされたら前述のように答えるほかないのです。

 

私は、資金繰りを回す方法や、資金調達の方法、売上を上げるアドバイスならできますが、人生の相談は専門外なので、相談に乗ってあげる事はできないのです。

 

 

自分の人生は、自分で決めるしかないのです。

このような問題は、答えは自分自身にしか分からない事ですから、それを第三者に求めても、堂々巡りになってしまう事が多いです。

 

続けようと思えば続けられる状況で、「事業を続ける」、「事業を辞める」という問題は、第三者が口を出す領域ではなく、ご自身が決断される事です。

 

このような質問は、突き詰めていくと、事業の相談というより、その方の人生相談に話が切り替わるケースが大半ですから、話の趣旨が入れ違ってしまう事が多々あるのです。

 

 私も同じように悩んでいるが、どうしたらよいか?

 

もし、あなたも同じような事で悩んでいるのであれば、
どうすればよいのでしょうか?

 

答えは簡単です!

 

資金繰りが回り、自分の給料が確保できるのであれば、決断を急がず、とりあえず仕事を続けてみて下さい。(資金管理をきちんと行いながらという事が前提です。)

 

とりあえずやってみて、「やっぱりこの仕事が好きだから」とか、「お客様のために、できるところまでやってみる」と思うようになれば、そこではじめて気を入れ替えてみて、

「よし、もう少し踏ん張ってみよう」

と決めればよいですし

 

しばらくやってみても「体力的にしんどい」とか
「やはり、経営が楽にならないから、辞めたくなってきた」と思うようになってきたら、適当なところで区切りをつければよいだけの事ですから、

その時決断すればよいのです。

 

そもそも、2~3年後の事を今話しても、その間に人の考えなどいくらでも変わりますから、今すぐ決断する必要はありません。

 

資金繰りが楽ではないにしろ、なんとか資金が回るのであれば、続けながら様子を見ればよいだけの事ですから、焦って決断する必要など全くないのです。

 

 

焦って撤退すると、後悔だけが残る可能性があります

つい先日の事、半年前にお会いした方からご連絡をいただきました。

 

都内で卸売・小売業を営んでいる方なのですが、お会いした時は、
「後継ぎもいないし年齢的にきついから、辞めようかと悩んでいる」とおっしゃっていました。

 

この方の状況は、銀行借り入れはできないが、キャッシュフローで回るため、今すぐどうこうという訳ではありません(売掛金担保融資も可能だったので)。

 

生活できるだけのお金は毎月確保できており、自宅の保全も図ってあるため、仮に何かあっても、いきなり生活に困窮するわけではありません。

 

これらの要因を考えると、
すぐに撤退する必要性が見当たらないので、

 

「今すぐ決断するのではなく、ゆっくり考えてみてはどうですか?もしかしたら、気が変わるかもしれません。人の考えなど、時間が経てば変わりますから」とアドバイスいたしました。

 

経営者の方は、釈然としないまま
「とりあえず、いちおう続けてみます。」と言って、その日は話が終わりました。

 

それから半年後、その方はどうされたのか?

 

続けようか辞めようかで悩んでいるうちに、ガラッと気が変わったらしく、今では「仕事が面白く感じてきました」と言って、楽しそうに頑張ってます。

 

どのような心境の変化があったのか、興味があったので、聞いてみる事にしました。すると、このように答えてくれました

 

「あの時はそういう考えが強かったのですが、なんとなく仕事を続けているうちに、もうひと踏ん張りしてみるのも、面白いのではないか?と考えるようになり、どうせ一度きりの人生だし、思いっきりやってみようという考えに変わり、今はとにかく頑張っているんですよ」と、、

 

これは、とりあえず続けてみたからこうなった訳ですから、
お会いした時点で早急に決断し、「撤退する!」と焦って決めてしまい、さっさと撤退してしまったら、後々公開していたに違いありません。

 

会社が無くなった後に「やっぱり続けた方がよかったのかな・・・」と考え直しても、会社がすでに無い状態ですから、後戻りできません。

 

めちゃくちゃバイタリティがあれば、気合いで1からビジネスを作る事が可能だと思いますが、正直、すごく大変です。それは、これを読んでいるあなたも十分理解していると思います。

 

ですから、もし、これを読んでいるあなたも、続けようか、辞めようかで悩んでいるのなら、お金が回る間はとりあえず続けてみてはいかがですか?

 

答えがでないなら、答えがでるまで、とりあえず続けてみましょう。

 

もちろん、毎月赤字を垂れ流しているのであれば、早急に辞めるべきだと思いますが、とりあえず資金繰りが回り、いくらかでも自分の給料を確保できているのであれば、続けることをお勧めしています。

 

決断は一瞬で終わりますが、後悔は一生続きます。

 

今、これを読んでいる方の中でも、すくなからず「あまりうまくいってないから、辞めた方がよいのではないか・・・」とお考えの方もいるかもしれません。

 

でも、続けていればなんとかなるかもしれませんし、時間が経てば考えが変わるかもしれませんから、悩んでいるのであればとりあえず続けた方がよいのです。

Tags: 事業再生

 

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