事業再生とM&Aは関連性の強い事業なのに、法人を別にしている理由

私は事業再生コンサルティングサービスを提供している会社とは別に、M&A仲介事業を行っている会社を運営しています。

このことについて、事業再生関係のお客様からは特に何か聞かれるような事は殆どありませんが、M&A仲介事業のお客様や提携先から、「なぜ、会社を分けているのですか?事業再生コンサルとM&Aは関連性の高いビジネスだから、事業再生コンサル会社の一事業部として立ち上げても良かったのでは?」と聞かれる事が多々あります。

確かに、一つのサービスメニューとして「M&A仲介」を行っているコンサルティング会社や会計事務所をよく見かけます。

私もM&A仲介事業を始める前、

  • 事業再生コンサル会社の一部門としてM&A仲介事業を始めるか、
  • あるいはM&A仲介事業専門の会社を新たに設立して完全に分けてしまうか…

という事をかなり考えました。色々考えた結果、後者を選択しました。
理由はターゲットを絞った方が良いと感じたからです。

ターゲットを絞らないと、何でも屋さんに見られてしまうと思った

M&A仲介事業を始めるにあたり、下記いずれかの方法で告知しようと考えた時、後者の方がメッセージ性が強いと思いました。

  • 当社は事業再生コンサルティング、 M&A仲介サービスを提供しています。
  • 当社はM&A仲介事業を行ってます!

事業再生コンサルティングの会社が紹介で成り立っていれば、前者でも良かったと思うのですが、集客のメインがウェブなので、一事業部として始めたところでお客様へのアピールが弱まるのでは?と思いました(「何でもやります」といった感じに見られてしまうのでは?と思った)。

そのように見られてしまうのであれば、多少コストをかけてでも「M&A仲介を専門にやってます!」とアピールした方が、ウェブサイトを見たお客様も分かりやすいのではないかと思いました。

M&A仲介事業の会社を設立してから7年近く経ちますが、個人的には会社を分けて良かったと感じています。 

会社を分けた事によって得られたメリット

事業再生コンサルティング会社とM&A仲介の会社を分けたことによって得られたメリットは下記の3つです。

  • 会社・事業を買いたいというお客様(上場・非上場・投資家)から連絡を頂けるようになった
  • 投資銀行、証券会社等といった金融機関から連絡を頂けるようになった
  • 仲間が増えた

会社・事業を買いたいというお客様(上場・非上場・投資家)から連絡を頂けるようになった

M&A仲介の会社を立ち上げてから、比較的早い段階で「会社・事業を買いたい」というお客様(上場企業、非上場企業、投資家の方等)からご連絡を頂くようになりました。

一事業部として始めたのであれば、もしかしたらこんなにご連絡を頂けるような事は恐らく無かったのでは無いかなと思います。

投資銀行、証券会社等といった金融機関から連絡を頂けるようになった

事業再生コンサルティング会社には、投資銀行や証券会社からご連絡頂くようなことはありませんでした。1社だけ、再生案件を扱う投資ファンドからご連絡頂いたことがありましたが、扱う案件の規模が大きくて「ウチのお客様にはいないかも…」というような感じでした。

何年か前に、日本事業再生士協会主催の勉強会に参加した時、グループディスカッションでREVIC(地域経済活性化支援機構)のコンサルタントの方と同じグループになり、色々と情報交換しましたが、話を聞くと事業規模が大きい案件しか扱っていないので、「2~3年に1度、紹介できるかできないかだな~…」と思いました。

でも、 M&A仲介の会社を立ち上げてから、投資銀行や証券会社から「情報交換しましょう(買いたい・売りたいという情報)」、というご連絡を頂く機会が増えました。M&Aのお話だけでなく、「投資案件があれば紹介して欲しい」という、ありがたいお話を頂くようになりました。

仲間が増えた

M&A仲介の会社を立ち上げてから、短期間で仲間がかなり増えました。 お互いに抱えている案件を紹介し合うような形で、提携先や仲間がどんどん増えました。事業再生コンサルティング会社の一部門としてサービスを始めたら、恐らくこういうことは起こらななかったのではないかと思います。

 

会社を分ける事によるデメリット

会社を分けたことによるデメリットは特にないのですが、敷いてあげるとしたら下記2点です。

  • 会社が増えればその分コストがかかる
  • 決算の手間が単純に倍になる

会社が増えればその分コストがかかる

会社が増えれば、その分コストがかかります。会社を維持する経費、税金等、かかるコストは単純に倍以上増えます。

決算の手間が単純に倍になる

会社が2つあると決算の手間は確実に増えます。こまめに売り上げが上がるような仕事ではないので、経理的な手間はそう多くはありませんが、税務署に提出する決算書が倍になるというのは面倒なことではあります。

 

まとめ

以上、事業再生コンサルティング会社と、M&A仲介事業の会社を分けた理由をお話させて頂きました。
法人が2つあると決算の手間が増えたり、コストが増えるというデメリットがありますが、間口が増える事により、ビジネスチャンスが増加することはもちろん、既存のお客様に提供できるサービスの幅も広がり、仲間も増え、自分自身の学びも増えますので、こうした事を考えると、会社を分けて(会社を設立して)良かったと思います。

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ABOUTこの記事をかいた人

1977年神奈川県生まれ。コンサルティング会社勤務を経て独立。店舗ビジネスに特化したコンサルティング業務を展開していたが、身近な人の倒産を目の当たりにした事をきっかけに事業再生に目覚め、平成21年5月より、事業再生に参入。全国各地の中小企業の再生業務に関与し、中小企業の事業再生のサポートを行っている。 平成23年8月、M&Aに特化した株式会社クレアークを設立、代表取締役に就任。現在に至る。業務の幅を広げる事により、サポートの幅を広げている