【銀行融資】借りれるうちに借りるorギリギリまで借りない、どっちが正しい?

資金調達
  • 銀行の担当者から新規融資の提案を受けたけど、手元資金もまだあるし、借りれば金利支払いも増えるから、借りれるうちに借りた方が良いのか、それとも、ギリギリまで借りない方がよいか考えているよ。
  • 経理に相談したら、「借金が増えて金利支払いも増えるから大変になる」と言われたよ…。
  • 銀行の提案どおりに借りた方が良いのか、ギリギリまで借りない方が良いのか、教えて欲しいよ。

この記事では、こういった疑問にお答えします。

銀行融資は借りれるうちに借りるのが正解【結論】

銀行融資を受けて借入残高が減少してくると、担当者から融資を提案される事があります。

手元資金が少なければ迷わず融資を受けた方が良いですが、手元資金に余裕がある場合、

  • 今は現預金があるから、使わない資金は必要ない
  • 今すぐ使う当ても無いし、金利支払いが増えるだけだから必要性が低い
  • 資金が足りなくなりそうな時に融資を依頼すれば良い

などという考えもあり、手元資金があるうちは借りる意味が無いから、ギリギリまで借りない方が良いのではないかと思う方が少なからずいらっしゃいますが、結論から言うと、借りれるうちに借りた方が良いです。

 

銀行融資を借りれるうちに借りた方が良い理由は3つ

銀行融資を借りれるうちに借りた方が良い理由は3つあります。

  • 借り過ぎの水準ではないから
  • 借りたい時に借りれるかどうか分からないから
  • 手元資金があれば倒産しないから

上記のとおりです。

借り過ぎの水準ではないから

手元資金があるうちに融資を提案されると、「今の借入水準で融資を受けてしまったら、借り過ぎになるのでは?」と心配される方がいますが、銀行が融資を提案してくる時点で、借り過ぎの水準ではありません。

銀行は借り過ぎの水準にある企業に対し、融資を提案する事はありません。

借り過ぎ、つまり借入過多の水準にある企業に融資を実行すれば、デフォルト(債務不履行)リスクは上がります。

銀行も低金利でそこまでのリスクは負いません。

借入が増えれば現金も同時に増えるから借り過ぎにはならない

貸借対照表を見れば分かると思いますが、借入を行えば同時に現預金も増えます。

例えば、銀行から2,000万円の融資を受けた場合、同時に2,000万円の現預金が増えます。

  • 現預金:2,000万円
  • 長期借入金:2,000万円

負債だけが2,000万円増加する訳ではありませんから、借り過ぎという事はありません。

借りたい時に借りれるかどうか分からないから

銀行融資は基本的に、借りたい時に借りれるかどうかは分かりません。

そもそも論として、銀行がお金を貸したいと時と、会社が借りたいと時の考え方は相反します。

  • 銀行が貸したい時 → 業績が好調な時、財務内容が良い時
  • 会社が借りたい時 → 手元資金が少なくなってきた時、資金繰りが厳しくなってきた時

銀行が今の時点で「借りませんか」と提案してきているということは、今が銀行からしても、貸しやすい時期だからこそ提案してきている訳です。

しかし、会社が「借りたい」と思う時の多くは、手元資金が減少してきた時や、資金繰りが厳しくなってきた、いわばリスクが高い時に依頼されても、銀行としてもその時に融資を実行できるかどうかは分かりませんので、借りれるうちに借りた方が良いです。

手元資金があれば倒産しないから

借りれるうちに借りておいて、手元資金が潤沢にあれば、取引先の倒産や、取引の打ち切りなどといった突発的なトラブルが起きたり、震災など、予測不能な外部環境の変化が起こってもすぐには倒産しません。

しかし、もし万が一、突発的なトラブルが起きたり、予測不能な外部環境の変化が起こった場合、業績は急激に悪化します。

そうなると、会社がいくら「借りたい」と考えても、貸し手である銀行は「今貸すのはリスクが高い」と判断しがちです。

そうなると倒産リスクが上がりますので、銀行融資は借りれるうちに借りておいた方が良いです。

 

銀行融資をギリギリまで借りないという人のよくある勘違い

最後に、銀行融資をギリギリまで借りないという人のよくある勘違いを2つ紹介します。

  • 必要な時に借りれば良いから
  • 借入残高が増えれば倒産確率が上がるから

上記のとおりです。

必要な時に借りれば良いから

借りたい時に借りれるかどうか分からないから」という項目でも解説したとおり、会社が借りたい時と、銀行が貸したい時の考え方は正反対なので、会社が「借りたい」と考えた時に借りれる保証はどこにもありません。

また、必要な時に借りると考えているのであれば、今借りておいても結局は同じです。

時期が早いか遅いかの違いしかありませんので、それであれば、借りれるうちに借りた方が安全です。

借入残高が増えれば倒産確率が上がるから

借入残高が増えたからといって、会社が倒産する事はありません。

手元資金が枯渇してしまえば会社は倒産しますが、手元資金があるうちは倒産する事はありません。

会社が倒産する根本的な原因は、事業自体に収益力が無い(営業利益が出ていない)ことが原因で、借入残高が多い事が原因で倒産することはありません。

 

それに、借入残高が増えたからといっても、もし、毎月の返済が厳しくなってきたら、借り換えやリスケジュール(返済条件変更)などで、返済方法はいくらでも調整できます。

 

また、もし万が一、借入過多の状況に陥ってしまい、借入金を全額返済するのに何十年、何百年という状況に陥ってしまったとしても、「負債が多いと事業再生は難しい?【負債総額よりも営業利益が出ているかが重要】」でも解説しているとおり、出口戦略もあります。

以上のことから、借入残高が増えれば倒産確率が上がるという考え方は正しくないのです。

 

まとめ

以上、銀行融資は借りれるうちに借りた方が良いのか、ギリギリまで借りない方が良いのか、どちらが正しいかについて解説しました。

おわり。

 

 

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