【リスケジュール】バンクミーティングの特徴やメリット・デメリットを解説【基礎知識】

  • 銀行にリスケジュールを依頼したら「他行さんとの兼ね合いもあるのでバンクミーティングしたい」と言われたよ。
  • バンクミーティングとかいきなり言われても具体的に何する場なのかよく分からないし、バンクミーティングを行うメリットとデメリットが分からないから詳しく知りたいよ。

この記事では、こういった疑問にお答えします。

リスケジュールを依頼すると言われる「バンクミーティング」とは

バンクミーティングとは、取引銀行の担当者が同じ場所に集まって、融資先企業の今後の対応について意見交換を行う事を言います。

 

銀行にリスケジュールを依頼すると、以下のようにリスケジュールを応諾する条件を出される事が多々あります。

  • 毎月最低でも〇万円は返済して欲しい
  • 金利を〇%上げさせて欲しい
  • 半年ごとのリスケジュールなら応じても良い
  • 前回の融資が〇月だったので、あと〇回は返済して欲しい

融資を受けている銀行が一行だけなら、その一行と交渉すればいいだけなので、話はシンプルですが、複数の銀行から融資を受けていると状況は一変します。

 

残債の多い少ない、保証付かプロパーか、手形貸付の有無、銀行の規模など、様々な要因によってリスケジュールの条件を出される事があります。

このような状況になってしまうと、リスケジュールの話がうまくまとまらず、刻々と時間だけが過ぎてしまい、その間、約定返済の引き落としがかかってしまうという悲しい事態に陥ってしまいます。

複数の銀行と取引していると、リスケジュールを依頼した際にこうした不協和音が出てくる事があるのです。

このような時、バンクミーティングを行うことで、各銀行毎の意見や方向性を出してもらい、メインバンクが各行の意見を汲み取りながらリスケジュールの方針を示すことで、各行の足並みを揃えやすくなるという効果を期待できます。

基本的に銀行の担当者が出席しますが、マル保融資を受けていれば保証協会の担当者も参加します。

 

ちなみに、バンクミーティングの詳しい流れについては、以下の書籍に詳しく記載されていますので、どのような流れになるのか詳しく知りたい方は、是非参考にして下さい。

 

バンクミーティングを行うメリット

融資を受けている企業からみたバンクミーティングを行うメリットは1つです。

  • 複数の銀行と一つの場所でまとめて交渉できるので効率的

上記のとおりです。

複数の銀行と一つの場所でまとめて交渉できるので効率的

本記事の冒頭でも解説したとおり、バンクミーティングは複数の銀行の担当者が一つの場所に集まって、リスケジュールの方針について意見交換を行いますので、リスケジュールの説明をする手間が一回で済むというメリットがあります。

 

例えば、5つの銀行から融資を受けていれば、5つの銀行に訪問して、個別に相談する事になります。

電話一本入れて、リスケジュールの契約をしてくれれば話は簡単なのですが、いくら数年前と比較してリスケジュールは簡単になったとはいえ、そこまで甘くないです。

  1. 電話でリスケジュールを依頼する
  2. 後日銀行に担当者と面談する
  3. リスケジュールの条件を協議する

このような流れを銀行毎に行う必要があります。

バンクミーティングの場合、全ての取引行の面談と協議を一ヶ所でまとめて行う事ができるというメリットがあります。

 

バンクミーティングを行うデメリット

  • 日程調整が難しい
  • お互いが主張して話がまとまらない場合がある

上記のとおりです。

日程調整が難しい

複数の銀行が一つの場所に集まることになるので、日程調整が難しいです。

取引行が増えれば増える程、スケジュール調整が難航します。

一行の銀行に対してアポイントを取って、こちらから銀行に訪問する分には比較的簡単に日程調整できると思います。

こちらから訪問することで担当者としても移動する手間が省けますから、仕事の合間に面談してもらいやすいです。

しかし、担当者がバンクミーティングのために外出するとなると話は変わります。

移動時間とミーティングの時間を割かなければいけないため、スケジュール調整の難易度が一気に上がります。

2行ぐらいなら比較的すぐに調整できると思いますが、4行、5行と取引行が増えるとスケジュール調整はとてつもなく難航します。

「日程の候補を3つぐらい頂きたい」と伝え、日程の候補を貰っても各行全てバラバラなんて事も普通に起こりますので、複数行と取引している方は注意しましょう。

お互いが主張して話がまとまらない場合がある

複数の銀行が一同に会すと、以下のようにリスケジュール応諾の条件(要望)が各銀行、個別に出てくるため、話がうまくまとまらない時があります。

  • 提出してもらった経営改善計画の内容では承認できない
  • リスケジュールに応じる方向で検討しているが、最低でも毎月〇万円の元本返済が無ければ納得できない
  • リスケジュール中は金利を〇%に変更して頂かないと承認できない

また、条件面以外にも、以下の要因で話が難航する場合があります。

  • バンクミーティングの主導役ともいえるメインバンク自身がリスケジュール応諾の条件を強硬に話を進めようとする。
  • サブ行の中に都市銀行がいてプロパーで融資している場合「ウチはプロパーなんだ!」と主張され、交渉が難航する(メインバンクが都市銀行の子会社だったりすると余計に話が拗れる)

バンクミーティングを行うからといって、必ずしも話がまとまる訳では無いということを覚えておきましょう。

 

まとめ

以上、バンクミーティングの特徴やメリット、デメリットにについて解説しました。

おわり。

 

 

人気記事資金繰りのコンサルタントがおすすめするビジネスローン5社