銀行に融資を断られたら資金繰りを工夫する

資金繰りに追われ、不安と焦りが入り混じってしまうと、ノンバンクや消費者金融といった高利の借入を起こすしか方法はないと安易に考えがちです。

しかし、落ち着いて冷静に周りを見渡せば、資金繰りの方法や資金調達の方法はいろいろあります。ですから、たとえ今の資金繰り状況が苦しくても諦めてはいけません。他に打つ手が残されている可能性があるからです。

この記事では、銀行融資を断られた際に検討する資金調達の方法をご紹介します。

銀行融資を断られた時に検討する資金調達の方法

支払いサイトを延長してもらう資金調達

買掛期間を延長してもらうことができれば資金繰りはかなり楽になります。例えば月末締めの翌月払い(支払いサイト30日)という条件から、月末締めの翌々月払い(支払いサイト50~60日)に取引条件を変更してもらえれば資金繰りは楽になります。

取引先への交渉が必要ですが、話を纏めることができれば資金繰りは楽になります。平行して、入金を少しでも早くするよう取引先に交渉すると、さらに資金繰りは楽になります。

プライドが邪魔して「入金を早めて欲しい」とお願いすることを嫌がる方がいらっしゃいますが、余計なプライドは捨てて、取引先と交渉するだけで資金繰りが改善します

売掛金担保融資(ABL)による資金調達

売掛金債権を担保にして、金融機関から資金調達することが可能です。

商品を販売してから2ヶ月も3ヶ月も入金を待ち続けるのは、当面の資金調達ができない企業にとってかなり苦しいものです。そのような時は売掛金を担保にして資金調達を図る事ができます。

【保存版】リスケジュール中の資金調達を考えている方は必見!ABL(売掛金担保融資)による資金調達ノウハウ

2013.05.31

在庫を利用した動産担保融資(ABL)による資金調達

会社が保有している動産を担保に、金融機関から資金調達することが可能です。この動産とは、在庫や原材料、機械設備といったものが含まれます。

もし、あなたの会社に在庫があれば、在庫を担保にお金を借りることができます。たとえば、ワイン、牛肉、豚肉、カニ、ブランド品、仏具、ペットフード、胡蝶蘭、泡盛、焼酎etc、etc、このように様々な商品を担保にして資金調達することができるのです。

自社の在庫を担保に融資を受ける(在庫担保融資)

2013.05.31

売掛金のファクタリングによる資金調達

ファクタリングとは、売掛金債権をファクタリング会社(債権買取業者)に買い取って貰い、譲渡代金を受け取ることができるシステムです。

ファクタリングを利用すると売掛金の早期回収が図れるようになります。ファクタリングを活用することにより、毎月決められた日に掛け売り額の全額、一定額、あるいは一定率の支払いを受けることができるメリットがあります。

売掛金債権の回収は第三者であるファクタリング会社が相手先に行うため、あらかじめ相手先企業に取引基本契約などを変更してもらう必要があります。その際、相手先企業とファクタリング会社間で「売掛金債権を第三者に譲渡できない」などの条文を明記する必要があります。

 

まとめ

この他にも資金調達方や、資金繰りを楽にする方法はいろいろあります。資金繰りに頭を悩ませていたとしても、立ち止まって冷静に周りを見渡すだけで、資金繰りを楽にする方法はいろいろ出てきます。ですから、焦る事なく冷静にいずれかの方法を選択すれば良いのです。

また、仕入れ代金を信販会社に立て替えてもらい、商品を仕入れる方法も考えられます。例えば、500万円分の商品仕入れ代金を信販会社に分割払いで立て替えてもらったら、資金繰りは楽になります。もし、立替払いを検討するのであれば、信販会社に連絡して話を聞いてみてください

今回は、代表的な資金繰り改善策をご紹介させて頂きました。資金繰りをまわす方法は意外と少なくないという事を覚えておいて下さい。

気に入っていただけたらシェアお願いします。

ピンチを切り抜ける資金繰りノウハウ
今なら期間限定で無料公開中!

資金繰りノウハウやメールセミナー、今まで執筆した原稿、ブログのコメント欄に書き込まれた質問等々、期間限定で全て無料でプレゼントします。

ABOUTこの記事をかいた人

1977年神奈川県生まれ。コンサルティング会社勤務を経て独立。店舗ビジネスに特化したコンサルティング業務を展開していたが、身近な人の倒産を目の当たりにした事をきっかけに事業再生に目覚め、平成21年5月より、事業再生に参入。全国各地の中小企業の再生業務に関与し、中小企業の事業再生のサポートを行っている。 平成23年8月、M&Aに特化した株式会社クレアークを設立、代表取締役に就任。現在に至る。業務の幅を広げる事により、サポートの幅を広げている