租税公課の滞納を無視し続けると、公売の憂き目にあう可能性があります

租税公課を滞納して、今後、どのように対処したらよいのか分からないという方々が、「税金滞納」、「社会保険滞納」等と検索して私のブログに行き着く方が毎日けっこうな数でいます。

滞納してしまった事は仕方が無いとして、基本的に、督促状は無視しない方が良いです。特に、来所通知が来たら必ず連絡して、キチンを顔を出して説明してきて下さいね!

催促の相手が、通常の債権者であれば、催促の通知を無視したところで問題になるような事はほとんどありません。場合によっては訴訟を起こされたりしますが、大した問題にはなりません。

でも、税金や社会保険といった、租税公課は別です。無視し続けていると、高確率で悲惨な目にあう事になります。

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官公庁オークションで滞納処分の憂き目に

2021年3月末まで、ヤフーオークションで「官公庁オークション」というインターネット公売が行われていましたが、現在は「KSI」という会社が事業を引継ぎ、「KSI官公庁オークション」という名称でインターネット公売が行われております。

ここでは、税金や社会保険の滞納により差し押さえた財産の公売を実施しています。

公式サイトKSI官公庁オークション

サイトにアクセスすればわかると思いますが、消耗品から高級品・骨董品、車両・重機類・船舶、不動産など、様々な物が出品されています。

悪質な滞納者に対しては、不動産・動産などの差押財産をKSI官公庁オークションで公売し、換価処分されてしまうのです。

一般的な債権者はここまでやりません。しかし、租税公課の滞納が常態化し、滞納状態を無視し続けると、資産を差押えられてしまい、公売の憂き目にあってしまうのです。

工場に据付てある機械すら公売されてしまいます

製造業の方も安心できません。

「うちの機械は工場に据え付けてあるから、取り外しなんか容易にできない」なんて、タカをくくっていると痛い目にあいます。

オークションの「その他」カテゴリを見たら一目瞭然です。こんな機械まで出てるの?というものが出ています。機械装置なども公売にかけられますので、来所通知が来たら必ず顔は出した方が良いです。

もう、最悪、金なんか無くたって良いんです。「顔を出して現状をキチンと報告する」これが一番大事なんです。

顔を出してキチンと説明していれば、すぐにどうにかなるような事はありません。脅しで何か言ってくる事もありますが、大抵の場合で話し合いで解決できます。

音信不通が一番マズイです。これは、逆の立場で考えれば分かるでしょう。

取引先からの入金が無い時、連絡が全く無いと不安にも思うでしょうし、それが長く続けば、やがて、「ふざけんな!」という怒りの感情になりますよね。租税公課の滞納も理屈は全く同じです。

連絡が無かったり、状況が分からなければ怒りのボルテージがどんどん上がります。でも、こまめに連絡していれば「まあ、仕方ないか」と、大目に見てくれます。

行きたくないという気持ちは理解できますが、必ず顔だけは出した方が良いですよ。

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