債権者との交渉における、守るべき基本原則

先日、債権者との交渉についてお話しましたが、1点、言い忘れていた事がありました。

債権者との交渉に、 交渉術や精神力が必要なのか?

2013.06.23

債権者との交渉にあたり、これだけは守っていただきたい原則があります。それは、「説明責任を果すこと」です。

現状をありのままに報告し、全ての経緯などの説明を果した上で、今後について、交渉するのです。各債権者に、資金繰りの実態を把握してもらい、これ以上の返済は無理ですよ。という事を認識してもらうのです。

変に隠そうとしてもすぐにバレますし、バレた時にシコリが残ることもありますから、包み隠さずに情報開示したほうが良いのです。

取引先への支払い、給料の支払い、租税公課の支払い等を済ませてしまうと、返済原資はこれしかありません。毎月○○万円支払えと言いますが、○万円しか残らない事がお分かりいただけたかと思います。

というような感じで交渉を進めていくのです。

 

交渉というよりは、これじゃただのお願いですね。こちらから積極的に説明するのがどうも苦手だという方は、直近の試算表と、資金繰り表、借入に関する明細を全て用意して、「こういう状況なので、返済原資が無いのです。」と、資料を見せれば大丈夫です。

後は聞かれた事に対して、淡々と答えれば良いだけですから、けっこう楽だと思います。

ここでも、交渉術なんてどこにも存在しないという事がお分かりいただけたかと思います。慣れないうちは人によっては緊張するかもしれませんが、大丈夫です。すぐに慣れます。

最初は緊張したとしても、2回目になれば初回ほどの緊張は無くなってますし、3回目となれば、かなりリラックスして面談に挑めるのではないかと思います。

 

緊張するのは最初だけ、回数をこなせば慣れてきます。

以前、どうしても一緒にいて欲しいという事で、「経理担当」の名刺を作り、同席した事がありました。

初めて一緒に行った時は、社長もガチガチに緊張しており、聞かれた事に対する返答しか出来ませんでしたが、3回目となると、担当者が席を外した時に、「瀬間さん、ここのコーヒーは煮詰まって美味しくないですね。彼らはいつもこんなの飲んでるんでしょうかね」なんて、軽口を言えるぐらいリラックスしてました。やはり、だんだん慣れてくるものなんですよね。

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ABOUTこの記事をかいた人

1977年神奈川県生まれ。コンサルティング会社勤務を経て独立。店舗ビジネスに特化したコンサルティング業務を展開していたが、身近な人の倒産を目の当たりにした事をきっかけに事業再生に目覚め、平成21年5月より、事業再生に参入。全国各地の中小企業の再生業務に関与し、中小企業の事業再生のサポートを行っている。 平成23年8月、M&Aに特化した株式会社クレアークを設立、代表取締役に就任。現在に至る。業務の幅を広げる事により、サポートの幅を広げている