安易に自己破産を考えてはいけない!資金繰りは工夫次第で何とかなる

経営危機に陥ってしまうと、資金繰りの苦しさから逃れようと「いっその事、自己破産して楽になろうか…」等と短絡的に考えてしまいがちです。

ネガティブな事ばかり考えてしまうようになり、そのうち、資金繰りの事しか考えなくなってしまいます。

そうなってくると、いつの間にか「事業を伸ばす」という考えから「どうやって資金調達をしようか」という考えが頭の中を占めるようになり、資金繰りが苦しくなっている根本の原因を把握しようとしなくなってしまいます。

それがいけないと頭ごなしに言うつもりは全くありません。過剰債務を抱え込んでしまい、資金繰りが一向に楽にならない状態が長期間続いてしまったら、冷静でいられるはずがありません。その気持ちは痛いほど理解しております。

誰だってこのような状況に陥ってしまえば「楽になりたい…」と考えるようになってしまうのは自然の事だと思います。

 

楽になるためには選択肢が2つ

資金繰り難から開放され、楽になるためには2つの選択肢が出てきます。

  • 全てを清算する
  • 何とか楽になるように工夫する

このどちらかしか道はありません。

「全てを清算」とは、簡単にいってしまえば破産です

破産してしまえば、全ての負債から開放されますから、これほど気楽な事はありません。

債権者の取り立て行為から解放されますから、「何時入金してもらえるのですか」等という催促の電話にビクビクしなくて済みます。ですから瞬間的に気が楽になる事でしょう。

しかし、破産してしまえば、今まで築き上げてきたもの全てを失ってしまいます。全てです。資産と呼べるものは何一つ残りません。今まで築き上げた信用、必死になって守ってきた事業、かけがえのない自宅、一切合切、全てが無に帰してしまう事になるのです。

お若い方であれば「もう一度頑張るためにリセットしよう」と考えることができますが、中小企業経営者の20%は60歳以上の方々です。「もう一度」と考えるには、かなりのバイタリティが必要とされます。

それに経営者の方であれば事業を一から立ち上げる事がどれほど困難な道を辿る事になるのか想像に難くないと思います。

再就職をするにも難しい年齢です、人生をやり直すにはかなりの困難が伴うでしょう。まれに若い専門家の方が『「破産=悲惨」ではありません』等と、書籍やホームページでアピールしているのを目にしますが、本当にそうでしょうか?私はそうは思えません。

若い専門家の方が、「破産=悲惨ではないですよ」等と力説したところで説得力はゼロです。若い方を対象に言う分には、そのとおりだとは思いますが、高齢の方が全てを失うとなると、かなり厳しい現実が待ち受けているのは間違いありません。

ただ、勘違いしないで下さい。私は不安を煽ろうとして言っている訳ではありません。すくなくとも私の目の前にいる、元経営陣は「悲惨」な目にあっていますから、できれば安易に破産を考えてもらいたくないのです

楽になるよう工夫する

一方、「何とか楽になるように工夫する」を選択した場合どうなるのでしょう?生き残るという選択を選んだわけですから、このまま資金繰りで苦しい思いをするのかと思われがちですが、そうではありません。

「楽になるように工夫する」訳ですから、苦しむ必要はありません。ではいったいどうするのか?

簡単に言えば、苦労して資金調達してまで資金繰りをまわそうとしているのであれば、直ちにそのような考えを捨て去ってしまい、今置かれている状況だけで資金繰りを回してしまおうという事です。

ノンバンクや消費者金融からお金を借りてまで、銀行に返済する事を止めてしまい、調達に頼らない資金繰りをしていくように工夫しなければならないのです。

そもそも資金繰りをまわす方法などいくらでもあります。

経営者として基本的な部分を押さえておけば資金繰りを回す方法などいくらでもあるのです。ですから、安易に高利の金に手を出す前に、まずは資金繰りの抜本的な見直しが必要になるのです。

気に入っていただけたらシェアお願いします。

ピンチを切り抜ける資金繰りノウハウ
今なら期間限定で無料公開中!

資金繰りノウハウやメールセミナー、今まで執筆した原稿、ブログのコメント欄に書き込まれた質問等々、期間限定で全て無料でプレゼントします。

ABOUTこの記事をかいた人

1977年神奈川県生まれ。コンサルティング会社勤務を経て独立。店舗ビジネスに特化したコンサルティング業務を展開していたが、身近な人の倒産を目の当たりにした事をきっかけに事業再生に目覚め、平成21年5月より、事業再生に参入。全国各地の中小企業の再生業務に関与し、中小企業の事業再生のサポートを行っている。
平成23年8月、M&Aに特化した株式会社クレアークを設立、代表取締役に就任。現在に至る。業務の幅を広げる事により、サポートの幅を広げている