ファクタリングがやばいと言われる理由【注意すべき会社の特徴を解説】

ファクタリングがやばいと言われる理由【注意すべき会社の特徴を解説】

ファクタリングを利用しても大丈夫ですか?

後で色々請求されたり、取引先に迷惑がかからないか心配です。

本記事では、こういった疑問にお答えします。

本記事の内容
  • ファクタリングがやばいと言われる理由2つ
  • やばいファクタリング会社の特徴5つ

なお、本記事の筆者は、2009年から現在まで中小企業の資金繰り改善コンサルタントとして活動しており、年商数百万の個人事業主から年商10億円以上の企業まで、幅広く対応してきました。

こういった経験をもとに、本記事では、ファクタリングがやばいと言われる理由をまとめました。

売掛債権を売買するのは違法ではありませんので、売掛債権を売却して資金調達するファクタリングはやばいものではありません。ではなぜ、ネット上で「やばい」などと言われるのでしょうか。

本記事では、ファクタリングがやばいと言われる理由や、やばいファクタリング会社の特徴を解説していきます。「ファクタリングに興味はあるけど、やばいことになったらどうしよう…」などとご心配な方は、ぜひ最後まで本記事を読み進めてみてください。

それでは最初に、ファクタリングがやばいと言われる理由から解説していきます。

目次

ファクタリングがやばいと言われる理由2つ

ファクタリングがやばいと言われる理由は下記2つです。

  • 違法業者や悪徳業者が存在するから
  • 資金繰りのさらなる悪化を招くから

上記のとおり。

違法業者や悪徳業者が存在するから

ファクタリング会社の多くはまともに営業していますが、ごくごく一部のファクタリング会社の中には、違法業者や悪徳業者が存在しています。

逮捕されたファクタリング会社もあります。

新聞沙汰になっていないトラブルもかなり報告されており、金融庁のサイトでは注意喚起が出ています。

参考リンク ファクタリングの利用に関する注意喚起:金融庁

こうしたこともあり、ファクタリングはやばいと言われています。

資金繰りのさらなる悪化を招くから

ファクタリングは融資と比べて資金調達コストが高いので、手数料によっては資金繰りのさらなる悪化を招きます。

手数料が一けた台であれば、多少、利益率が悪くなることはあっても、資金繰りへの影響は軽微です。

しかし、手数料が二けたになると状況は変わります。特に、20%近い手数料を負担してまでファクタリングを利用するようになると、資金繰りは確実に悪化します。

筆者は買取手数料20%のファクタリングを利用している経営者の方から資金繰りの相談を受けることが何回かありましたが、みな口を揃えたように「資金繰りが苦しくてファクタリングを利用したら、加速度的に資金繰りが苦しくなった。やめれるならすぐにでもやめたい」と言います。

ファクタリングは資金調達コストが高く、手数料率によっては粗利がほとんど残らなくなり、資金繰りのさらなる悪化を招きます。実際、このことが原因で倒産した会社も少なくないです。

このようなことから、ファクタリングがやばいと言われるのです。続いて、やばいファクタリング会社の特徴を解説していきます。

やばいファクタリング会社の特徴5つ

やばいファクタリング会社の特徴は下記5つです。

  • 手数料が高過ぎる・様々な手数料を要求してくる
  • 契約内容・説明が曖昧
  • 担保・連帯保証人を要求してくる
  • 償還請求権がある契約を求めてくる
  • 分割返済できると謳っている

上記のとおりです。

手数料が高過ぎる・様々な手数料を要求してくる

ファクタリングの手数料相場はおおむね下記のとおりです。

  • 2社間ファクタリング → 6%~18%
  • 3社間ファクタリング → 2%~9%

上記の相場を大幅に上回る手数料を要求してくるファクタリング会社はやばい会社の可能性が高いです。

また、Webサイトに「手数料の下限は1%~」などと良心的な手数料をアピールしているのに、実際に申し込むと下記のように色々な理由をつけて、様々な手数料を要求してくるファクタリング会社はやばいです。

ちなみに、よくある要求の一例は下記のとおりです。

  • 売掛先の信用力が低い → 買取りのリスクが高いからといて、20%近い(あるいはそれ以上)の手数料を要求される。
  • 初回利用だから → 別途、契約事務手数料を要求される。
  • 即日振込します → 即日振込は別途振込事務手数料を要求される。

さらにやばいファクタリング会社になると、保証料や手付金などの名目で、さらに手数料を上乗せしようとしてくるので、十分ご注意ください。

契約内容・説明が曖昧

やばいファクタリング会社は契約内容はもちろん、説明も曖昧です。

契約内容が曖昧

やばいファクタリング会社は、後々法的トラブルに発展した時に不利な立場に追い込まれないよう、契約内容が曖昧になっています。

利用者に訴訟を起こされることを予め想定しているので、契約内容を曖昧にしているのです。

とはいえ、具体的にどの辺りが曖昧になっているのかは、専門知識が無いと判別できないようになっていたり、契約書が複数存在していて分かりにくくなっているケースが多いです。

契約の説明が曖昧

まともなファクタリング会社であれば、契約締結前に買取手数料の見積もりや契約書などの資料を提示したうえで、契約内容をきちんと説明してくれます。

しかし、やばいファクタリング会社の場合、契約締結前に資料を提示しなかったり、契約締結時の説明を曖昧にすることがあります。

そのため、いざ、買取を実行してもらう時になると、事前に説明されてない手数料が上乗せされているなんてことが起こります。

契約内容が曖昧だったり、契約の説明が曖昧なファクタリング会社は、やばいファクタリング会社であると疑ってください。

担保・連帯保証人を要求してくる

ファクタリングは売掛債権の売買契約なので、担保や保証人を付けることはありません。

理由は、担保や保証人を付けた時点でファクタリング取引ではなくなり、貸付(融資行為)行為になるからです。

貸金業の登録をしているファクタリング会社がこのような契約をするのは、一応セーフではありますが、無登録にもかかわらず、担保や保証人を要求してくる場合、それはもはやファクタリングではなくただの「ヤミ金」です。

ファクタリングを申し込んで担保や連帯保証人を要求されたら、それはファクタリングという看板を隠れ蓑にしているヤミ金に過ぎないので利用しないようにしましょう。

償還請求権がある契約を求めてくる

ファクタリング契約は原則ノンリコース、つまり、「償還請求権なし」です。

償還請求権とは、売掛先からの支払いが滞ったことが原因で利用者が支払いできなくなった時に、ファクタリング会社が利用者に費用の返還を請求できる権利のことをいいます。

基本的に、ファクタリングは売掛先(取引先)の未回収リスクをファクタリング会社が負います。融資と比べて高い資金調達コストは、未回収リスクを含んでいるからです。

償還請求権がある契約を求めてくるということは、高い手数料払っているのに未回収リスクまで負わされるということです。

ですので、もし、利用しようとしているファクタリング会社が償還請求権ありの契約を結ばせようとしてきたら、そこの会社はまともな会社ではない考えた方が妥当です。

分割返済できると謳っている

基本的に、ファクタリングは分割返済できません。

理由は、ファクタリング会社が分割返済を認めると、分割返済という行為が「融資行為」とみなされ、出資法や貸金業法に抵触するからです。

貸金業登録していれば問題ありません。

貸金業登録をしていないファクタリング会社が「分割返済できる」などと謳ってアピールしていたら、そこはまともな会社ではありませんのでご注意ください。

以上がやばいファクタリング会社の特徴です。

まとめ

以上、ファクタリングがやばいと言われる理由や、やばいファクタリング会社の特徴を解説しました。

おわり。

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