法人向けクレジットカード作るのが難しい、そんな時は法人向けデビットカードが便利

法人クレジットカードが作れない、若しくは何らかの事情でクレジットカードが使用停止になった。という方にお勧めしているのが法人向けデビットカードです。デビットカードがあれば経費精算も楽ですし、クレジットカード決済が必要なものにほとんど決済できます(一部決済できない事もあります)。なので、一枚は持っておいた方が便利だと思います。

それでは、法人向けのデビットカードをご紹介したいと思います。

法人向けのデビットカードは当初、ジャパンネット銀行が発行するカードレスのVISAデビットしかありませんでした。しかし、2013年12月にカード発行するようになり、その後、他の銀行からも少しづつ法人向けのデビットカードが出てきました。今のところ、4種類の中から法人向けのデビットカードを選択する事ができます。

どの銘柄を選ぶかは、現在使用している金融機関にもよると思いますが、使い勝手、ポイント等を考慮して選ぶと良いかと思います。

法人向けデビットカードのメリット

審査が緩い

基本的に審査が非常に緩いため、断られるようなことはほとんどありません。なかには、無審査で発行しているデビットカードもあるくらいです。ですから、申し込めばほとんどの場合で大丈夫です。また、ブラックでも問題ありません。

起業したてでも作りやすい。

起業して間もないとカードを作るのは非常に難しいですが、デビットカードであれば開業してすぐに作れます。そのため、個人のカードで立て替えて支払うような手間がなくなります。

経費の精算が楽

個人のカードで決済すると、立て替え等の処理が必要となるため、経理が面倒になります。しかし、法人向けのデビットカードで決済すれば、カードで支払いをした分は全て経費だと明確にわかるため、経費処理が楽です。

 

法人向けデビットカードのデメリット

法人口座を開設するというハードルがある

デビットカードを発行するには、デビットカードを発行している金融機関の法人口座の開設が必要です。

ここ数年、法人口座の開設が非常に難しくなってきています 。その背景として、法人口座が「振り込め詐欺」や「投資詐欺」等に使われたり、暴力団員等の反社会的勢力が法人を隠れ蓑にして口座を開設していたという事もあり、法律で厳しく取り締まられています。そのため、きちんと書類を揃えても口座が開設できないケースがありますので、注意が必要です。

全国銀行協会「犯罪による収益の移転防止に関する法律

残高がないと使えないため、資金繰りは悪い

通常のクレジットカードと違い、デビットカードは口座に残っているお金を使うため、支払いが即座に発生します。 そのため預金残高がなければ使えません。したがって口座の残高を常に確認しながら経費の支払いをしていくことになるためクレジットカードと比較すると使い勝手は悪いです。

継続課金の支払いは使えないケースが多い

継続的に支払いが発生するもの、例えば、電気代、水道代、通信料(携帯電話等)等の支払いは、デビットカードが使い無い場合が殆どです。

クレジットカードであれば、支払い登録をすれば、毎月自動で決済されますが、デビットカードは常に銀行口座に支払い余力となる預金残高があるということが前提となるため、継続払いの登録はできません(一部、継続払いに対応しているデビットカードも出てきてます)。

 

法人向けデビットカード

ジャパンネット銀行Visaデビットカード

ビジネス口座でVisaデビット機能が使えます。カードを発行するタイプと、カード番号のみ発行するカードレスタイプがあります。カードレスVisaデビットなら番号を最大4つまで発行でき、部署や担当者で使い分けることもできます。

詳細を確認→ ジャパンネット銀行 ビジネスアカウント

申し込み条件 口座を開設した法人、営業性個人(個人事業主)すべてにデビット付キャッシュカードを発行
年会費 無料
発行可能枚数 カードレスVisaデビットなら番号を最大4つまで同時発行可
ポイント・キャッシュバック キャッシュバックモールなら1%キャッシュバック
盗難保険 不正使用保険(年間500万円まで)
その他(特典など) カードありとカードなしから選べる
注意点 利用限度額は1日あたり500万円

 

楽天銀行JCBビジネスデビットカード

キャッシュカード機能がついてませせんが、1口座につき最高9,999枚まで発行できます。たとえば出張が多い業種なら、従業員の立て替えと清算作業の負担は大きいものです。各従業員がデビットカードを使用することで、一つの口座で管理できるようになります。

詳細を確認→ 楽天銀行JCBビジネスデビットカード

申し込み条件 法人口座単位で申し込み
年会費 1,080円
発行可能枚数 最大9,999枚(ただしキャッシュカード機能なし)
ポイント・キャッシュバック 利用額の1%をキャッシュバック
盗難保険 なし
その他(特典など) 法人デビットカード唯一のJCBブランド
注意点 海外ATM利用不可

 

住信SBIネット銀行デビット付キャッシュカード

かざすだけで支払いができるVisa PayWave機能が付いています。法人でも外貨預金口座(米ドル)からの支払いができるため、海外での利用に向いているデビットカードといえるでしょう。

詳細を確認→ 住信SBIネット銀行デビット付キャッシュカード

申し込み条件 日本の法律に基づき設立・登記された法人
年会費 無料
発行可能枚数 キャッシュカードにデビット機能が付くため複数枚発行は不可
ポイント・キャッシュバック 1,000円ごとに6ポイント 不正利用時の補償(限度額1,000万円)
盗難保険 外貨預金口座から支払い可
その他(特典など) Visaビジネスオファー・Visaビジネスグルメオファー
注意点 ・1回または1日あたり200万円まで、1ヶ月あたり1,000万円までの範囲内で設定可・口座開設時に審査あり

SURUGA Visaビジネスデビットカード(個人事業主のみ)

個人事業主の方のビジネスデビットカードです(法人名義では作れません)。3枚まで無料でカード発行できます。Visaビジネスオファーといって、旅行やホテルの割引、収納スペースのレンタルやバーチャルオフィスでの割引など、ビジネスで使えるサービスをお得に使える特典もついています。

詳細を確認→ SURUGA VISAビジネスデビットカード

申し込み条件 事業性個人口座を持っている方
年会費 無料
発行可能枚数 3枚まで無料発行
ポイント・キャッシュバック 年間利用50万円以下・なし
50万円超500万円以下・0.3%
500万円超5,000万円以下・0.4%
5,000万円超・0.6%
盗難保険 お買い物安心サービス(年間補償限度額30万円)
海外旅行傷害保険(最高1,000万円まで)
その他(特典など) Visaビジネスオファー・Visaビジネスグルメオファー
注意点 インターネット支店では取り扱いなし。営業店窓口で申し込む

 

まとめ

デビットカード、法人カードそれぞれに良い点・悪い点がありますが、少しずつビジネスデビットカードの評価が高まっているのも事実です。

事業の用途に合わせて、相性が良い方を選択してください。もちろん、両方のカードを上手く使い分けても良いと思いますし、実際に私もあまり気にせずにカードと法人向けデビットカードを両方使っています。

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ABOUTこの記事をかいた人

1977年神奈川県生まれ。コンサルティング会社勤務を経て独立。店舗ビジネスに特化したコンサルティング業務を展開していたが、身近な人の倒産を目の当たりにした事をきっかけに事業再生に目覚め、平成21年5月より、事業再生に参入。全国各地の中小企業の再生業務に関与し、中小企業の事業再生のサポートを行っている。 平成23年8月、M&Aに特化した株式会社クレアークを設立、代表取締役に就任。現在に至る。業務の幅を広げる事により、サポートの幅を広げている