継続課金システムを導入できる決済代行サービス、PaypalとStripeを比較してみた

メール会員サービスを開始してから、カード決済はPaypal(ペイパル)という決済代行サービスを使っていました。

Paypalなら簡単に継続課金(サブスクリプション)を導入できるため、毎月発生する会費をクレジットカードで継続的に決済する事ができるため、請求書を送って振り込んでもらう。という手間から解放されました。

サービスを利用されているお客様も振り込む手間が省け、振込手数料もかからず、非常に便利でした。

しかし、このPaypal、2016年の春ぐらいに突然、Paypal決済で支払いをする場合は、アカウント(会員登録)を作成しないとクレジットカード決済ができないというようにいきなり仕様が変更となり、使い勝手が悪くなってしまいました。

会員登録を必要とせず、お客様がカード情報を入れるだけで決済できる、継続課金に対応した決済代行サービスは他にも無いものか探していたところ、Stripe(ストライプ)という決済代行サービスに辿りつきました。

そこで今回は、PaypalとStripeを比較してみたいと思います。

PayPalとStripeの概要

Paypal(ペイパル)

https://www.paypal.com/jp/

Paypalは世界で2億人以上、1,500万以上の店舗で利用されている、世界でもっとも有名なオンライン決済代行サービスです。世界200以上の国と地域、100通貨(日本のアカウントで受け取れる通貨は22通貨)に対応しています。

  • Visa・Master・JCB・Amex等と、殆どのカードに対応している
  • PayPalが金銭の授受を仲介するため、取引先にクレジットカード番号や銀行の口座番号を知らせる必要がない
  • 米国のオークションサイトeBay(イーベイ)等、多くのオンラインストアで利用されている

Stripe(ストライプ)

https://stripe.com/jp

Stripeは、個人や企業がインターネットを通して料金を受納する方法を提供する企業であるの決済代行会社です。サービス内容はPaypalとほぼ同じですが、Paypalと比較して、簡単に導入でき、ユーザーインターフェイスが分かりやすいのが特徴です。

  • 三井住友カード株式会社と資本業務提携している(三井住友カードNEWSリリース
  • 米国内でのオンライン購入者の約40%はStripeを利用している
  • サイト内にコードを数行埋め込むだけでページ遷移なしに同一画面内で決済機能を追加できる

 

PayPalとStripeとの比較

PaypalとStripeの手数料、出金サイト、決済可能カード、導入のしやすさなどを比較します。

比較表

  Paypal Stripe
導入の審査 なし なし
月額費用 無料 無料
手数料 3.2%~(+1決済40円) 一律3.6%
振込手数料 5万円以上は無料
(5万円未満は250円)
無料
出金サイト 出金申請から3~6営業日 週/月単位で選択可能
(自動振込)
決済可能カード VISA / Master / JCB / DINERS / AMEX VISA / Master / AMEX
継続課金
導入のしやすさ ▲ 
サポート ○ 

比較表を見るとPaypalが優勢に見えるけど…

パッと見た感じ、出金が早くて多くのカード決済に対応しているPayPalの方が優れているように見えます。特に、Paypalは決済額が増えれば増える程、手数料は安くなっていきます。

そうした面をみるとPayPalの方が良く見えますが、PayPalは1点だけ問題があります。冒頭でもお伝えしましたが、PayPalで月額課金を行う際、申込者がPayPalアカウントを持っていないと決済できないのです。

始めて申し込む人は、PayPalアカウントを作成しないと申し込めない

Paypalアカウントを持っていない方が決済しようとすると、Paypalアカウントの作成を要求されます。

サービスを申し込まれる方が、パソコン操作に慣れている方であれば、アカウントの作成をやってくれると思いますが、パソコンが不慣れな方に「アカウントを作成して下さい」となると、申し込みを躊躇され、離脱してしまう事が懸念されます。

実際、お客様から「どうやって払ったらよいのか分からない、振り込みで申し込むことはできないか?」という問い合わせを何件か頂いたことがあります。なので、Paypalを使って継続課金を導入しようとしている方は、この点注意が必要です。

PayPalウェブペイメントプラスであれば、アカウント作成しなくても決済可能

ただし、「PayPalウェブペイメントプラス」という有料プランであれば、Paypalアカウントを作成しなくても決済できるようになります。また、PayPalアカウントを持っていない方がクレジット決済する場合、氏名や住所の入力を求められますが、「Paypalウェブペイメントプラス」の場合、入力は任意となります。

それなら、ウェブペイメントプラスを使えば良いのでは?と思われるかもしれませんが、2つの理由から、お勧めできません。

 

Paypalをお勧めできない2つの理由

  1. 月額費用がかかる
  2. サポートが微妙

費用といっても毎月3,000円なので、国内大手決済代行と比較したら、大した金額では無いと思います。ただ、サービス利用の申し込みがあるかどうか分からない状態で、毎月費用がかかるのは、どうなのかなという気はします。決済額が増えてきてから再検討してもよさそうです。

問題はサポートです。ペイパルのサポートは日本語を話せる外国人の方が電話サポートをしているため、カタコトの日本語で話が通じない場合があります。

簡単な質問であれば問題無いのですが、自動返信メールを導入したり、カートと連動させるような場合、技術的なサポートを受けたい場合、サポートに電話しても殆ど期待できません。

これら2点を考慮すると、Stripeに若干軍配があがるかな。と思います。

 

Stripeのここが使える!

WordPressでStripeのプラグインを使って簡単に導入できる

Stripeは導入の際にコードをいじったりする事があり、全くの初心者には若干ハードルが高いと思いますが、Wordpressのプラグインを使う事により、コードをいじることなく決済システムを設置する事が出来ます。

ただし、①WordPressのカスタマイズにそこそこ慣れおり、②ウェブサイトにSSLを導入してあること(若しくは導入できること)が条件を満たす必要があります。

決済の時に画面の移動が無い

Paypalの場合、決済ボタンを押すとPaypalの画面に移動し、カード情報を入力しますが、Stripeは画面移動をせずに決済する事が出来ます

動作テストが簡単

決済システムをウェブページに導入する際は、お客様に案内する前に、テスト環境でテストし、問題無い事を確認してからお客様へ案内する事になります。

Stripeは高度なスキルを必要とせずにテスト環境を作る事が出来るので、決済の確認、支払の返金方法、自動返信メールの動作等を確認できるのは便利です。

 

まとめ

毎月の決済額が大きく、サポートを必要としなければPaypalの有料アカウント(Paypalウェブペイメント)方が良いと思いますが、Stripeは全体的に使いやすく、サポートも協力的で自動返信メールのカスタマイズがしやすいです。

Stripeは決済時にアカウント作成しなくても、カード情報の入力だけで決済できるというところが大きな魅力です。

個人的にはStripeをオススメしますが(登録も簡単ですぐ使えるので)、迷っている方は両方触ってみてから決められた方が良いかと思います。

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ABOUTこの記事をかいた人

1977年神奈川県生まれ。コンサルティング会社勤務を経て独立。店舗ビジネスに特化したコンサルティング業務を展開していたが、身近な人の倒産を目の当たりにした事をきっかけに事業再生に目覚め、平成21年5月より、事業再生に参入。全国各地の中小企業の再生業務に関与し、中小企業の事業再生のサポートを行っている。 平成23年8月、M&Aに特化した株式会社クレアークを設立、代表取締役に就任。現在に至る。業務の幅を広げる事により、サポートの幅を広げている