カード決済の入金サイクルが長い!【売上入金を早める解決策を2つ紹介】

カード決済を導入しているけど、決済代行サービスの入金サイクルが一ヶ月近くあるから、支払いが先行して資金繰りが厳しい。

クレジットカード債権を担保に売掛金担保融資を申込んだ事もあるけど、担保として扱えないと断られた…。

カードで売上が上がれば上がるほど資金繰りが厳しくなるなら、カード決済をやめたいぐらいだよ。

カード決済の売上入金を早める方法があれば教えて欲しい。

この記事では、こういった疑問にお答えします。

目次

カード決済の入金サイクルが遅いと資金繰りは厳しくなる

飲食店や小売業、ECサイトを運営している方は、クレジットカード決済を導入するため、決済代行システムを導入している場合が少なくありません。

クレジットカード決済はお客様が決済してから実際に入金されるまでの入金サイクルが長いと、支払いが先行するため、資金繰りは悪くなります。

クレジットカード決済の売上が実際に入金されるまでの期間の資金繰りを回すために、銀行・政府系金融機関から運転資金の融資を受けることができれば資金繰りは円滑に回ります。

しかし、運転資金が調達できなければ、クレジットカード決済の売上が上がれば上がるほど、資金繰りは悪化します。

この状況を改善するには、どのような方法が考えられるでしょうか。

カード決済の入金サイクルを早める解決策2つ

クレジットカード決済の入金サイクルを早める解決策は下記2つあります。

  • 入金サイクルの早い決済代行サービスに乗り換える
  • カード決済された売掛をファクタリング会社に売却して現金化する

上記のとおりです

入金サイクルの早い決済代行サービスに乗り換える

1つ目の解決策は、入金サイクルの早い決済代行サービスに乗り換える事です。

何年も前から同じ決済代行サービスを利用し続けている方はご存知ないと思いますが、最近の決済代行サービスは入金サイクルがとにかく早いです。

最も入金サイクルの早い決済代行サービスになると、最短翌日にはクレジットカードで決済された売上が入金されます。

なので、今現在、入金サイクルの長い決済代行サービスを利用しているのであれば、我慢して使い続けるのではなく、早急に入金サイクルの早い決済代行サービスに乗り換えましょう。

クレジットカード債権をファクタリング会社に売却して現金化する

2つ目の方法は、カード決済された売掛金をファクタリング会社に売却して現金化する方法です。

ファクタリングの詳細は別記事の「ファクタリングとは?仕組みや特徴、注意点を徹底解説」をどうぞ。

クレジットカード債権は売掛金担保融資で担保として見てもらえない場合が殆どですが、ファクタリングであれば、クレジットカード債権を買取って貰う事ができます。

二重に手数料をチャージされる事になるので安易な利用は禁物

ファクタリングでクレジットカード債権を買取って貰うことですぐに現金を手にできますが、買取って貰う際に買取手数料がかかります。

つまり、カード決済の手数料以外に、ファクタリングの手数料が発生するため、二重に手数料を負担することになります。

  • カード決済手数料(3%~4%) + ファクタリング手数料(1%~10%前後)

当然、利益率は悪化しますので、クレジットカード債権をファクタリングする時は、何回も利用しない方が良いです。

ちなみに、もし、この方法を使うなら、下記いずれかのファクタリング業者の利用をおすすめします。

理由は、上記のファクタリング業者はいずれも手数料率が低めだからです。

手数料が15~20%もするようなファクタリングを利用すると粗利が残らなくなりますので、利用するのであれば手数料が低めファクタリング会社に絞って利用されることをおすすめします。

乗り換えとセットで利用するのがおすすめ

定期的にクレジットカード債権を買取ってもらうようになってしまうと、利益率は悪化し、資金繰りは徐々に厳しくなります。

なので、ファクタリングを利用する際は、入金サイクルが早い決済代行サービスに乗り換える準備期間のつなぎでファクタリングを利用されるのがおすすめです。

毎月のように利用するような事にならないよう、ご注意ください。

カード決済の入金サイクルが早いおすすめな決済サービス3選

入金サイクルの長い決済代行サービスを我慢して使い続けるのは、資金繰り上よくありません。

そこで、入金サイクルが早いおすすめ決済代行サービスを3つ紹介します。

  • 楽天Pay(最短翌日入金)
  • エアペイ(月6回入金)
  • スクエア(最短翌日入金)

上記のとおりです。

楽天Pay(最短翌日入金)

楽天Payで決済した場合の入金サイクルは、最短翌日に銀行口座に入金されますので、資金繰りは非常に良いです。

決済可能なカードは主要6ブランド(VISA、マスターカード、JCB、アメックス、ダイナース、ディスカバー)に対応しており、QRコード決済も可能です。

公式サイト

エアペイ(月6回入金)

AirPAY(エアペイ)は、最短翌日入金には対応していませんが、1ヶ月に6回の入金が可能です(メガバンク3行のみ)。

例えば、4月5日~4月9日までの間に決済されたものは、4月10日が締め日となり、5日後の4月15日に入金されるというサイクルです。

決済可能なカードは主要7ブランド(VISA、マスターカード、JCB、アメックス、ダイナース、ディスカバー、unionpay)に対応しており、QRコード決済も可能です。

公式サイト

スクエア(最短翌日入金)

スクエアで決済した場合の入金サイクルは、最短翌日に銀行口座に入金されるので、資金繰りは良いです。

決済可能なカードも主要6ブランド(VISA、マスターカード、JCB、アメックス、ダイナース、ディスカバー)に対応しており、QRコード決済(PayPay)、交通系電子マネー、iD、QUICPay、Apple Pay、ECサイトの決済や請求書決済に対応してます。

Square公式サイト

カード決済の入金サイクルが長いとお悩みの方のよくある勘違い

最後に、カード決済の入金サイクルが長いとお悩みの方のよくある勘違いを2つ紹介します。

  • カード決済を止めて現金決済にすれば資金繰りが良くなる
  • 決済サービスは1つあれば十分

上記のとおりです。

カード決済を止めて現金決済にすれば資金繰りが良くなる

カード決済を止めて現金しか扱わなければ、資金繰りは良くなるのは間違いありません。

でも、カード決済を止めてしまうと、カードで払いたいというお客様を切り捨てる事になります。

これは大きな機会損失といえます。

ちなみに、この事について、クレジットカードの読み物というサイトの「現金払いしか使えない飲食店は要注意!約73.4%が『現金払いしか使えない飲食店は、次回以降の来店意欲が下がる』と回答。 – クレジットカードの読みもの」という記事に、統計データを載せた分かりやすい記事があります。

「カード払いを止めたら本当に客数が増えるのか?」と気になる方は、上記の記事をぜひ参考にして下さい。

ちなみに、この記事を書いている筆者も、カードが使えない店舗は基本的にいかないです。現金を下ろすのが面倒ですし、カードの方が支払いが早くでスムーズなので。

決済サービスは1つあれば十分

お客様の決済手段は1つではありません。

クレジットカードオンリーの方もいれば、QRコード決済の方もいます。

特にQRコード決済は不定期に決済金額の何%かを還元するキャンペーンを行ってますので、QRコード決済に対応しておくと、お客様の決済手段は増えます。

また、お客様の中には、「普段はクレジットカード支払いだけど、キャンペーンをやってるなら、QRコード決済で払いたい」というお客様もいます。

そのようななか、「当店はカード決済のみ対応」となっていると、QRコード決済を利用したいというお客様を取りこぼしてしまうことになりますので、決済システムは1つではなく、複数用意されることをおすすめします。

まとめ

以上、カード決済の入金サイクルが長い!とお悩みの方向けに、入金サイクルを早める方法を2つ解説しました。

入金サイクルが遅い決済サービスを我慢して使い続けても資金繰り上よくないので、入金サイクルの早い決済サービスに乗り換えて、資金繰りを改善しましょう。

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