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API連携の自動化ツール「Zapier(ザピアー)」を使って面倒なルーチン作業を自動化

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異なるWebサービス同士をAPIで連携することでルーチン作業を自動化できる「Zapier(ザピアー)」というWebツールがあります。

 

Zapierと類似のWebツールで、「IFTTT(イフト)」というツールがありますが、IFTTTの場合、トリガーとアクションという2つの動作しかできません。

  • ①Google Homeに話しかける → ②Googleスプレッドシートに入力
  • ①Googleスプレッドシートに特定行が追加される → ②LINEに通知する

ちなみに、上記の詳しい設定方法を以下の記事で紹介していますので、興味のある方は是非どうぞ。

 

しかし、Zapierは2つ以上の動作が可能なので、より複雑な動作を自動化できます。

この記事では、API連携でWebツール同士を連携できるWebツール、Zapierについて解説します。

API連携の自動化ツールZapierとは

「Zapier(ザピアー)」は、アメリカの企業が開発したWebツール同士を連携することで自動化できる、Webツールです。

Automate your work today | Zapier
Workflow automation software for everyone. Zapier automates your work across 6,000+ app integrations, so you can focus o...

 

2012年のリリース当初、連携可能なWebツールは25種類しかありませんでしたが、現在、1,000種類以上のWebツールと連携できるようサービスが拡大しています。

 

Zapierの特徴
  • 無料から使う事ができる
  • 2つ以上の動作を行う事が可能(「マルチステップザップ」という有料プラン時)
  • 1,000種類以上のWebツールを組み合わせて自動化するアプリ(「Zap」と呼ばれている)を作成可能
  • Gmail(Google drive)、Office 365、ZOHO CRM、Dropbox、Evernote、Slackなどの主要なWebサービスや、 Facebook・Twitter・InstagramなどのSNSを含む1,000種類以上のWebサービス・アプリと連携可能
  • プログラミングの知識ゼロで自動化の設定を数クリックで作成可能

ZapierとIFTTTの違い

「異なるWebアプリやプラットフォームを連携する事により、自動化させる事ができる」という点において、ZapierとIFTTTは共通しています。

しかしIFTTTの場合、トリガーとアクションという2つの動作しか実行できないため、比較的シンプルな作業を自動化させる事しかできません。

Zapierの場合、2つ以上の動作を実行する事ができるため、より複雑な自動化をさせることができます。

ZapierとIFTTTの比較表

  Zapier IFTTT
連携可能なサービス数 1,000種類以上 600種類以上
実行可能な 2つ以上 2つまで
実行間隔 5分~15分 15分
実行回数の制限 1か月100~50,000 ?
料金プラン $0~$250 フリープランのみ

上記の表から分かるとおり、Zapierは有料で機能が多いですが、IFTTTは機能が若干劣るけど無料で利用できるという違いがあります。

 

API連携の自動化ツールZapierを使うメリット

API連携の自動化ツールZapierを使うメリットは1つです。

  • Webサービス同士を組み合わせたアプリ(Zap)が多数用意されている

上記のとおりです。

Webサービス同士を組み合わせたアプリ(Zap)が多数用意されている

Zapierはゼロから自動化の設定をしなくても、Webサービス同士を組み合わせたアプリ(「Zap」と呼びます)が多数用意されているので、Zapを自作する必要がほとんどありません。

 

例えば、次のような自動化を設定したいと考えた場合。

  • Gmailあてに添付ファイルのあるメールを送られてきたら、添付ファイルを自動でDropboxに保存
  • Office 365のカレンダーにイベントを追加したら、自動的にGoogleカレンダーと同期
  • PayPalを通じて商品・サービスが決済されたら、MailChimpなどで自動的にフォローアップメールを送信
  • Togglを使って収集したタイムトラッキングデータをGoogleカレンダーに自動で同期

ちなみに、上記に記載しているPayPalとTogglの詳しい内容については以下の記事をどうぞ。

 

このようなZapをゼロから作る必要が無く、すでにあるZapの中から選んで使用できるため、Zapを作る必要がありません。

下図のように、一覧から選択するだけで自動化の設定を行う事ができるので、簡単に自動化の設定を行う事ができます。

ちなみに、上図の白枠内のZapは、この記事を書いている筆者も実際に使っているZapで、「Typeform」というアンケート収集アプリと、「MailChimp」というメール配信システムを連携させたZapです。

動作の内容は、Typeformにアンケートに記入してもらうと、Mailchimpに設定した「アンケートに記入いただき、ありがとうございます!」というメールを自動で配信するというZapです。

こうした動作は通常、手動で行う必要がありますので、Zapierを使えば自動化が可能となります。

 

また、「【infotop&infocart】購入者をMailChimpに自動登録する方法【Zapier連携】」という記事でも解説しているとおり、Zapierを使うとインフォトップやインフォカートで商品を購入した方に対して、自動でフォローメールを送信できます。

 

まとめ

以上、異なるWebサービス同士をAPI連携することでルーチンワークを自動化できる「Zapier(ザピアー)」について解説しました。

Zapierを使えばプログラミング不要で面倒な作業を自動化できます。

ルーチンワークが多く、さらなる効率化を図りたいとお考えの方は、ぜひ、Zapierを試してみてください。

 

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